リノベーション後 After
主や屋根は既存。日射遮蔽と雨除けで南側には下屋が追加された。
外壁は杉板で、施主がDIYで張る作業に加わった。
ダイニングが暮らしの中間。
漆喰壁も主人のDIYで漆喰塗装。
小屋裏が収納納戸、兼。空調室になっている。
取り付けられたトップライトにより、キッチン上から柔らかい光が下りてくる。
南がW=2550の大きな窓で庭とつながっている。
右の戸袋には障子が、 左の戸袋には簀戸が格納されていて
季節と気分で使い分けている。
庭への関心も高い。 2022年は、DIYで敷地の東の空地に小屋も建築した。
ソーラーパネルも設置する予定。
この家の様子はYouTubeでルームツアーが配信され、
1.3万回再生されている。 （2022/10/27付）
https://youtu.be/ZQDSVX4iMr8
リノベーション前 Before
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高齢者が隠居のために建てた平屋の小さな家
中古住宅として建物価値ゼロ円で売られていた。 -
中廊下の田の字プラン、和室中心の室内
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一応の断熱材は入っているが、気密の配慮が無く、躯体内部気流で断熱性能が発揮できていない状態であった。
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インスペクションで構造の劣化は重大でないことが判明。
リノベーション計画が練られることになった。
リノベーション施工中 Process
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焼き瓦が状態が良かったので残し、スケルトンへと解体する
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天井部分は構造が入り組んでいるので、セルロースファイバーを350ｍｍで吹き込む
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壁断熱は内部充填105ｍｍ＋外付加断熱105ｍｍ。
高性能グラスウール16ｋ 気密断熱は新住協方式。
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床は大引き間にポリスチレンフォーム90ｍｍに
内側付加断熱で高性能グラスウール50ｍｍ -
窓は、YKKAP430 南のみAPW330の日射取得ガラス。
ドアはガデリウス木製ドア
間取り Plan
リノベーション前
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高齢者の隠居住宅で、昭和的な中廊下の田の字プラン。
中廊は暗く、寒いので各部屋での暖房するので、閉鎖的な空間での暮らしになる。
リノベーション後
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中廊下部分をキッチンレイアウトとして、回遊式動線とした。
単なる移動のための廊下が消えて、空間活用度が格段に向上。
収納不足を小屋裏納戸で補い、トップライトで中央部の暗さも解消。
物件概要
- 所在地
- 新潟県新潟市西蒲区松野尾
- 敷地面積
- 469.75㎡(141.82坪)
- 延床面積
- 86.95㎡(26.25坪)
- 構造
- 木造在来工法
- 既存建築年
- 1993年(築31年)
- 改修竣工年月
- 2020年10月
- 断熱性能
- UA値：改修前1.23ｗ/㎡・K ⇒ 改修後0.27ｗ/㎡・K（改修前の6.5倍に向上）
- 耐震性能
- 上部構造評点：改修前1.09 ⇒ 改修後1.74
- 事業主
- オーガニックスタジオ新潟
- 設計
- 阿部誠治
企業紹介
- 企業名
- オーガニックスタジオ新潟
- コメント
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庭と一体の設計による落ち着いた佇まいや窓からの景色の美しさ、
自然素材を使った調和のとれた品位ある空間、
そして、日射取得を意識した設計や付加断熱仕様による
限りなく少ない設備での「全館空調」
こうした高い水準の家づくりを当たり前に、
そして住む人の満足を最大化し
新潟の街並みを良くしていきたいと考えています。
