2022年 エントリー作品

選考委員賞

ふくしま 霊山の家

中古物件購入+リノベーション

耐震+断熱

2,000万円

2022年08月

  • 断熱

    等級6

  • 耐震

    上部構造評点1.83

築28年の中古住宅を「断熱」と「耐震」の性能向上にこだわりつつ、外壁や窓、屋根など既存部分を多く残してコスト削減や環境に配慮したリノベーションを実施しました。

国土交通省が既存住宅の性能向上や子育てしやすい環境等の整備に資する優良なリフォームを支援する「長期優良住宅化リフォーム推進事業」の認証を受け、補助金も活用しています。

壁を壊して新しく窓を設置する箇所には高性能トリプルガラス樹脂窓「APW430」を採用。
壁を壊さない箇所には、既設窓の枠の上からかぶせて取り付けるカバー工法樹脂窓「マドリモ断熱窓」に入れ替え、既設窓をそのまま活かす多くの箇所では既設窓の内側にもう一つの窓を設置する内窓「プラマードU」を採用しました。
外壁・天井には高性能グラスウールを使用し、住宅の断熱性能は改修前の約3倍に向上。
HEAT20 G2相当をクリアすることで冬場のヒートショックのリスクを軽減し、健康で快適な居住空間と高い省エネ性を実現しました。

また、耐震診断結果による補強計画から窓を減らさずに開口部を補強できる「FRAMEⅡ」BOX型などで耐震補強を行い、耐震等級3相当の強度をもつ「震度6強でも倒壊しない」耐震性能の住宅に生まれ変わりました。

投票数

37 38

投票受付終了

リノベーション後 After

ふくしま 霊山の家

周辺地域の景観も意識した和モダンなデザイン。既存の塀にゲートやフレームをあしらうことで奥行感を与えながら、木調色を統一することで一体感のある住宅に仕上げました。

ふくしま 霊山の家

LDKにはパーテーションを設置し、落ち着いてテレビを見たい時や来客時の応接間としてなど、場面に応じて部屋を仕切れるようにしています。

ふくしま 霊山の家

元のリビングと和室を繋げることで広い空間のLDKに。家族で一緒に過ごすメインルームだからこそ、南西側は高断熱窓で揃えました。

ふくしま 霊山の家

在宅勤務対応のワークスペースも確保しており、ライフスタイルに合わせて過ごすことができます。

ふくしま 霊山の家

2階は扉もホワイトに統一することで、明るく清潔感のある印象を与えています。

ふくしま 霊山の家

庭は広々としたデッキと四季を楽しめる植栽を彩り、自宅でキャンプができてのんびりくつろげる憩いの空間になりました。

リノベーション前 Before

  • ふくしま 霊山の家

    外観

  • ふくしま 霊山の家

    玄関

  • ふくしま 霊山の家

    和室

  • ふくしま 霊山の家

    LDK

  • ふくしま 霊山の家

    LDK

  • ふくしま 霊山の家

リノベーション施工中 Process

  • ふくしま 霊山の家

    外壁や屋根などをできるだけ残しつつ解体。幸いにも白アリ被害はありませんでした。

  • ふくしま 霊山の家

    窓は減らさずに耐震補強をするためフレームⅡを2箇所設置。その他にも筋交いや金物、構造用合板で補強しています。

  • ふくしま 霊山の家

    断熱仕様
    天井:アクリアマットアルファ155mm+155mm
    外壁:アクリアウールアルファ105mm
    床下:防湿コンクリート
    基礎外周:スタイロフォームAT100mm

間取り Plan

リノベーション前

  • ふくしま 霊山の家

    BEFORE 1階

  • ふくしま 霊山の家

    BEFORE 2階

リノベーション後

  • ふくしま 霊山の家

    AFTER 1階

  • ふくしま 霊山の家

    AFTER 2階

物件概要

所在地
福島県伊達市霊山町
敷地面積
244.97㎡(74坪)
延床面積
138.46㎡(42坪)
構造
木造軸組工法 2階建て
既存建築年
1994年(築30年)
改修竣工年月
2022年08月
断熱性能
UA値:改修前1.08w/㎡・K ⇒ 改修後0.34w/㎡・K(改修前の3.2倍に向上)
耐震性能
上部構造評点:改修前0.28 ⇒ 改修後1.83

企業紹介

企業名
有限会社 大石ガラス店
Webサイト
https://date-hobara.madoshop.jp/shop/index/
コメント

当店では主にガラスやサッシ、エクステリアなどのリフォームを行い、住宅機器も取り扱っております。
地域から求められる会社として敏速&丁寧に施工します。
ご相談やお見積りは無料ですので、お気軽にご相談ください!

グレードとは

性能向上リノベでは、断熱と耐震のそれぞれの現行基準を3段階に分類し、基準を策定。性能向上リノベーションがされた証として、必要なエビデンス情報を登録し、安心・快適な家であるお墨付きの証として「性能向上登録証」を発行しています。これからの時代に選ばれる、安心・快適な家を可視化します。

断熱

ランク UA値 断熱等級
0.46 6
0.60 5
0.87 4
耐熱の説明

耐震

ランク 上部構造評点 耐震等級
1.5以上 3
1.25~1.5
未満
2
1.0~1.25
未満
1
耐震の説明
  • 建物は、自立循環型モデル住宅(在来工法)を対象に、地域区分は、6・7地域(都心部を中心)に策定しています。
  • UA値(外皮平均熱貫流率)とは住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。
  • 上部構造とは壁や柱など家の構造物のこと。上部構造評点とは、震度6強の地震で建物が倒壊しないために必要な力を数値で表した必要耐力(Qr)に対する現状の耐力の割合を表します。
  • 既存木造住宅の上部構造評点1.0、1.25、1.5は、品確法においての耐震等級1、2、3レベルに相当します。