2022年 エントリー作品

快適さとゆとりをみちびく岐阜のリノベーション

持ち家リノベーション・リフォーム

耐震+断熱

2,500〜3,000万円

2022年08月

  • 断熱

    等級5

  • 耐震

    上部構造評点1.92

夏は蒸し暑く、冬はサッシの隙間から雪が降り積もる厳しい寒さのお住まいでした。耐震補強と、断熱改修を行うことで、安心して永く、快適に住まうことのできるお住まいに仕上がりました。また、間口が狭い密集地でしたので、日中も薄暗い室内でしたが、素材や採光の工夫によって、すっきりと明るい空間になりました。
そして、物置となっていた昔ながらの二間続きの和室が、キッチンと居間を隔て、動線の大きな支障になっていました。お施主様の暮らしをよくヒアリングし、動線をよりシンプルにすることで、手狭さを解消しゆとりある暮らしを実現しました。

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リノベーション後 After

快適さとゆとりをみちびく岐阜のリノベーション

外壁はガルバリウムに張り替え、広いビルドインガレージを設けました。地域に配慮し、宅前の縦列駐車から、ガレージへの駐車するプランをご提案し、採用頂きました。

快適さとゆとりをみちびく岐阜のリノベーション

お施主様の思い出の詰まった既存の大黒柱と立派な差し鴨居は、挿し替えを行い、リノベーション後も、変わらずに玄関の主役となりました。末永く次の代まで引き継げるよう、表面をメンテナンスし、塗装を施しました。

快適さとゆとりをみちびく岐阜のリノベーション

地産地消の思いから、東濃の土、西濃の石灰、美濃の和紙を使った岐阜産の漆喰と、床材には、東濃桧の無垢材を使用しました。自然素材で心地よく、明るいリビング・ダイニング空間に仕上がりました。

快適さとゆとりをみちびく岐阜のリノベーション

キッチンは、お庭やリビング、ダイニングが見渡せる場所に配置されました。キッチンのタイルも地元、美濃のタイルを使用した。青色のタイルが空間のアクセントになっています。

快適さとゆとりをみちびく岐阜のリノベーション

お庭と家庭菜園をリノベーション後は楽しみたいというお施主様の思いから、キッチンやリビングから外にすぐに出られる間取りを計画しました。日の光もよく入る、明るくあたたかな空間に仕上がりました。

快適さとゆとりをみちびく岐阜のリノベーション

2階のホールには家事スペースを設けました。生活動線の中に家事スペースを設けることで、日々の生活の中で、暮らしを整えるられるようになりました。

リノベーション前 Before

  • 快適さとゆとりをみちびく岐阜のリノベーション

    南西側外観です。町家づくりで間口が狭い敷地です。駐車スペースがなく、宅前に縦列駐車をしていました。

  • 快適さとゆとりをみちびく岐阜のリノベーション

    玄関を入って正面にある立派な差し鴨居。長年お客様をお迎えしてきた玄関の主役は、お住まいの歴史としてリノベーション後も大切に残していくことになりました。

  • 快適さとゆとりをみちびく岐阜のリノベーション

    急な階段はリノベーションを機に、掛けなおすことになりました。

  • 快適さとゆとりをみちびく岐阜のリノベーション

    基礎には所々、大きなクラックが入っていました。

  • 快適さとゆとりをみちびく岐阜のリノベーション

    日の光が入らない薄暗いキッチンは、日中も照明が欠かせませんでした。

  • 快適さとゆとりをみちびく岐阜のリノベーション

    床下は湿度が高く、床下の全体的にカビが繁殖していた。

リノベーション施工中 Process

  • 快適さとゆとりをみちびく岐阜のリノベーション

    土壁はすべて撤去しました。

  • 快適さとゆとりをみちびく岐阜のリノベーション

    差し鴨居と大黒柱は大切に残していきます。

  • 快適さとゆとりをみちびく岐阜のリノベーション

    隣地とはわずかな隙間であったので、丁寧な解体を行いました。

  • 快適さとゆとりをみちびく岐阜のリノベーション

    解体後、基礎改修の様子です。構造計算を改修前、改修後の2度行い、補強計画を立てました。

  • 快適さとゆとりをみちびく岐阜のリノベーション

    基礎は作業工程を考慮して、3度に分けて、丁寧に施工した。

間取り Plan

リノベーション前

  • 快適さとゆとりをみちびく岐阜のリノベーション

リノベーション後

  • 快適さとゆとりをみちびく岐阜のリノベーション

物件概要

所在地
岐阜県岐阜市
敷地面積
149.38㎡(45.12坪)
延床面積
132.68㎡(40.12坪)
構造
木造在来2階建て
既存建築年
1962年(築62年)
改修竣工年月
2022年08月
断熱性能
UA値:改修前2.88w/㎡・K ⇒ 改修後0.55w/㎡・K(改修前の5.2倍に向上)
耐震性能
上部構造評点:改修前0.2 ⇒ 改修後1.92

企業紹介

企業名
株式会社 WOODYYLIFE
Webサイト
https://woodylife.jp/

グレードとは

性能向上リノベでは、断熱と耐震のそれぞれの現行基準を3段階に分類し、基準を策定。性能向上リノベーションがされた証として、必要なエビデンス情報を登録し、安心・快適な家であるお墨付きの証として「性能向上登録証」を発行しています。これからの時代に選ばれる、安心・快適な家を可視化します。

断熱

ランク UA値 断熱等級
0.46 6
0.60 5
0.87 4
耐熱の説明

耐震

ランク 上部構造評点 耐震等級
1.5以上 3
1.25~1.5
未満
2
1.0~1.25
未満
1
耐震の説明
  • 建物は、自立循環型モデル住宅(在来工法)を対象に、地域区分は、6・7地域(都心部を中心)に策定しています。
  • UA値(外皮平均熱貫流率)とは住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。
  • 上部構造とは壁や柱など家の構造物のこと。上部構造評点とは、震度6強の地震で建物が倒壊しないために必要な力を数値で表した必要耐力(Qr)に対する現状の耐力の割合を表します。
  • 既存木造住宅の上部構造評点1.0、1.25、1.5は、品確法においての耐震等級1、2、3レベルに相当します。