2022年 エントリー作品

特別賞

モダン・アメリカンな家

持ち家リノベーション・リフォーム

耐震+断熱

2,000〜3,000万円

2022年07月

  • 断熱

    等級6

  • 耐震

    上部構造評点1.56

建て替えをするかリノベーションをするかで悩まれていた施主様。予算内におさまりそうで自由度もあり、環境にも配慮できるリノベーションに魅力を感じているけど「築古の戸建ては結露がひどかったり、熱くて寒かったり、一番は地震が心配」。検討にあたり、断熱性能と耐震性能について非常に気にされておりました。的確な判断をするために、建物インスペクションと耐震診断を実施。診断結果を踏まえた上で建て替えとリノベーションのコスト比較。最終的には自分たちの好きな建材を思う存分選ぶことができて、尚且、新築同等レベルの断熱性能と耐震性能を実現できる”性能向上リノベーション”をご選択いただきました。住宅性能を確保しつつ、施主様好みの「モダン・アメリカン」な素敵な住まいに仕上がりました。

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リノベーション後 After

モダン・アメリカンな家

外壁・屋根はガルバリム鋼板。
木目のサッシと玄関ドアでアクセントをつけました。

モダン・アメリカンな家

壁に設置されていたI型キッチンを対面ペニンシュラキッチンに変更。窓際に造作したカウンターはCafeエリア。

モダン・アメリカンな家

廊下に面していた室内階段を思い切ってリビング階段に移動してブラックアイアンのオープン階段にしました。2階まで続くレンガ壁が良いアクセントになりました。

モダン・アメリカンな家

玄関からの眺め。帰宅してすぐに手が洗える設計に。洗面台がむき出しに見えないように格子をつけて品のある空間に仕上げました。

モダン・アメリカンな家

キッチンからの眺め。キッチン上部は吹き抜けになっています。一番奥のお部屋はリラックススペースとして、少しだけ小下がりになっていて木が好きな施主様のご要望もあり壁材にはウォールナットの羽目板を使いました。

モダン・アメリカンな家

リビングからウッドデッキはフラットの作りになっていて、ウッドデッキがエクステンドリビングの役割をしています。大きなお庭でガーデニングやBBQ。夏にはお子さまが自宅用のプールで遊んでいます。

リノベーション前 Before

  • モダン・アメリカンな家

    外観

  • モダン・アメリカンな家

    和室6畳

  • モダン・アメリカンな家

    和室

  • モダン・アメリカンな家

    和室収納

  • モダン・アメリカンな家

    キッチン

  • モダン・アメリカンな家

リノベーション施工中 Process

  • モダン・アメリカンな家

    足場

  • モダン・アメリカンな家

    内部解体

  • モダン・アメリカンな家

    耐震補強金物施工

  • モダン・アメリカンな家

    防湿コンクリート

  • モダン・アメリカンな家

    外部防水施工

  • モダン・アメリカンな家

    ルーフィング施工

間取り Plan

リノベーション前

  • モダン・アメリカンな家

    【ご要望】
    ・冬は寒くて夏は暑いので断熱性能を高めたい。
    ・お隣さんと窓越しによく目が合って気まずいので改善したい。
    ・玄関が狭くて廊下との段差をなくしたい。
    ・階段の勾配がきついのでもう少し緩やかにしたい。
    ・リビングを通って2階に上がるような動線にしたい。
    ・各居室の間仕切り壁をなくして広々リビングにしたい。
    ・キッチンを対面キッチンにしたい。
    ・和室を洋室に変更したい。
    ・収納をひとつの部屋にまとめたい。
    ・吹き抜けが欲しい。

リノベーション後

  • モダン・アメリカンな家

    【設計のポイント】
    ・断熱性能を高めるために断熱材の入れ替えとサッシを樹脂化。
    ・お隣さんの視線が気にならないように窓の大きさと配置を再設計。窓ガラスはLow-Eブルー。
    ・急勾配の室内階段を開放感のあるリビング階段に変更。
    ・間仕切り壁をできるだけ排除し大空間のリビングダイニングに間取り変更。
    ・中(リビング)と外(ウッドデッキ)がフラットにつながるエクステンドリビングを設置。ウッドデッキとリビングのフロアレベルを合わせるためにリビング⇔ダイニングに小下がりを導入。
    ・下屋と2階の居室スペースを利用して施主様の強いご希望だった吹き抜けを造作。
    ・3.6畳のウォークインクローゼットをつくり収納力をアップ。クローゼット内でアイロン作業もできるようにカウンターを設置。
    ・コロナ対策として玄関に独立した手洗い器を設置。品のある玄関になるように格子で目隠し。

物件概要

所在地
千葉市
敷地面積
172㎡(52.03坪)
延床面積
106.81㎡(32.31坪)
構造
木造在来2階建て
既存建築年
1988年(築36年)
改修竣工年月
2022年07月
断熱性能
UA値:改修前3.4w/㎡・K ⇒ 改修後0.41w/㎡・K(改修前の8倍に向上)
耐震性能
上部構造評点:改修前0.94 ⇒ 改修後1.56

企業紹介

企業名
トウケンコウ株式会社
Webサイト
https://tokenko.jp/
コメント

「家づくりをもっと楽しく。」 千葉市で45年、1,000件以上の住宅・商業施設を手がけてきました。 リノベーションを中心に、物件探し、設計デザイン、工事までワンストップで提供しております。

グレードとは

性能向上リノベでは、断熱と耐震のそれぞれの現行基準を3段階に分類し、基準を策定。性能向上リノベーションがされた証として、必要なエビデンス情報を登録し、安心・快適な家であるお墨付きの証として「性能向上登録証」を発行しています。これからの時代に選ばれる、安心・快適な家を可視化します。

断熱

ランク UA値 断熱等級
0.46 6
0.60 5
0.87 4
耐熱の説明

耐震

ランク 上部構造評点 耐震等級
1.5以上 3
1.25~1.5
未満
2
1.0~1.25
未満
1
耐震の説明
  • 建物は、自立循環型モデル住宅(在来工法)を対象に、地域区分は、6・7地域(都心部を中心)に策定しています。
  • UA値(外皮平均熱貫流率)とは住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。
  • 上部構造とは壁や柱など家の構造物のこと。上部構造評点とは、震度6強の地震で建物が倒壊しないために必要な力を数値で表した必要耐力(Qr)に対する現状の耐力の割合を表します。
  • 既存木造住宅の上部構造評点1.0、1.25、1.5は、品確法においての耐震等級1、2、3レベルに相当します。