元農家住宅の歴史を次世代へ繋ぐ家

持ち家リノベーション・リフォーム

耐震+断熱

4,670万円

2024年12月

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7 8

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リノベーション後 After

元農家住宅の歴史を次世代へ繋ぐ家

北西側外観。外壁は上部が県産杉材。下部はガルバリウム鋼板。2階の窓は大きな開口部(インナーバルコニー)と、その他室の窓は小さくリズミカルに。大きさにメリハリをつけて整えた。

元農家住宅の歴史を次世代へ繋ぐ家

玄関ホール。天井と建具、濃い色調の箇所は昔からの物。新しい建具はデザインと寸法を既存建具に寄せて計画。玄関わきの板戸を開け放つと、縁側に続きます。この板戸は断熱材入りで、冷暖房時期には閉めて冷暖房領域を分かちます。

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2階ホール。建築時の記録が刻まれた通し柱は動線の真ん中へ。内装は施主様DIYによるダークブルーの輸入塗料仕上。無骨な構造材と組み合わさってヴィンテージ感のあるコーディネート。

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2階LDK。小屋組みを空間の主役にした。コンパクトキッチンの脇には入れ子形状(キューブ型)のパントリー。テーブルは細長いものを2つ組み合わせてあり、必要に応じて並べ替えれば幅900mmの大テーブルになる。真鍮ペンダントライトも可動式でフレキシブルに。

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LDKに隣接したインナーバルコニー。愛煙家のご主人のための空間。窓外には外付ブラインドを設置して西日と外部からの視線を抑制。他の室内が安定した温度環境だからこそ、外気温を感じられる居場所が気持ちよく感じられます。

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以前は寝室だった2階南側の細長い部屋。もともとの形状を活かして、ご主人待望の趣味室へ。

リノベーション前 Before

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    北西側外観。
    道路拡張がなされた幹線道路沿い。3方向(東・北・西)が周囲からよく見える立地であった。

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    玄関ホール。床は以前のリフォームで上張りされている。壁には過去の地震の影響で石膏ボードの継ぎ目に沿ってビニルクロスが切れていた。

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    2階の広すぎて使われていなかった空間。190mm角の柱には建築年と棟梁の名前が記されていた。

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    2階リビングの北側方向。外には幹線道路の高架橋が見える。

  • 元農家住宅の歴史を次世代へ繋ぐ家

    結露などの影響で壁紙はめくれていた。

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    2階南側の洋室12帖。日当たりは良いが隣家から丸見えの位置関係であった。

リノベーション施工中 Process

  • 元農家住宅の歴史を次世代へ繋ぐ家

    西側の下屋を減築し、上下階の耐力壁位置が通るようにしました。

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    既存は玉石基礎だったため、外周部を含む新規耐力壁下部には新規布基礎を打設。あと施工アンカー金物も設置しています。

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    工事費を抑えながら、既存建物の姿を残すために耐力壁を増やし過ぎない事を目的として、「制振テープ」を採用。※制震テープの性能は補強計算には含んでいません。

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    床断熱は熱橋を考慮して大引間(t60)根太間(t55)の2層充填。床下湿度を考慮してXPSを選択。

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    2階の壁断熱はHGW(t120)充填及び付加断熱ネオマフォーム(t60)外張。室内側には可変透湿気密シートを施工。

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    内部耐力壁は構造用合板。小屋裏の耐力壁上部には筋交いを設置。

技術的なポイント Point

■防腐防蟻処理
ボロンdeガード(ホウ酸系)

■温熱仕様 
【改修前】
開口部 :アルミフレーム単板ガラスサッシ
玄関戸 :
天井断熱:無断熱
     2階リビングのみ袋入りグラスウールt50
壁断熱 :無断熱
床断熱 :無断熱、1階一部のみXPSt30

【改修後】
開口部 :YKKAP APW430
    ※1F非冷暖房室は YKKAP エピソード
玄関戸 :YKKAPコンコード片引戸袖壁付
屋根断熱:セルロースファイバーt350
下屋天井断熱:マグイゾベールコンフォート24Kt240
    ※インナーバルコニー床部分共
壁断熱 :1階ネオマフォームt60付加(外張)
     2階マグイゾベールコンフォート24Kt120
       ネオマフォームt60付加(外張)
床断熱 :1階床/ミラフォームMKSt55 60
     1階DKのみ/ 根太間既存XPSt30 防湿層付HGWt60
     2階床/根太間ミラフォームMKSt55
     ※計算には含めていません。
基礎断熱 :パフォームガードt100
換気設備 :Panasonic IAQ-V 壁掛ダクトレス熱交換
     
■耐震仕様
基礎:玉石基礎範囲 耐力壁下部に新規布基礎、ガードアンカー、ホールダウン金物設置
壁:外周部は構造用MDF(ノダハイベストウッド)及び制振テープ、内部耐力壁は構造用合板と筋交いを併用
柱頭・柱脚金物補強

間取り Plan

リノベーション前

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    ■延床約85坪の大きな住まい。出来るだけ減築はせず「先代から受け継いだ建物を残すこと」がミッション。特に1階北側の仏間、床の間、和室10帖2室は大きく形状を変えない方針。

    ■構造躯体
    建築後、様々な間取り変更リフォームや増築がなされていた影響もあり、1階南側(台所、浴室、トイレ周辺)は所々柱が抜かれており、その後の地震被害でビニルクロスには多数のひび割れが見受けられた。
    西側外壁面と南側外壁面は、上下階でラインが整合していなかった。

  • 元農家住宅の歴史を次世代へ繋ぐ家

    ■小屋裏、小屋組の様子。現地調査では2階物置部屋から小屋裏が確認できた。お客様が「室内に表したい」とおっしゃっていた丸太梁は目立った劣化もなく健全な状態であった。

    ■調査後に躯体の状況を3DCADで作成。整合していない柱はどこか、小屋組をどの空間でどう活かすか検討、お打合せを行った。
    同時に、「これだけの質量の既存木材を捨ててはならない」との実感が深まった。

    打合せ初期「1階はあまりいじりたくない」という希望であったが、構造状況を踏まえて一定程度手を加える計画とさせて頂きました。

リノベーション後

  • 元農家住宅の歴史を次世代へ繋ぐ家

    ■1階(親世帯)
    西側の下屋は減築し、構造区画を整えた。その他の部屋も要所に柱を加えている。
    階段位置は一階ホール中央へ変更。事前調査によって梁桁を架け替える必要のない位置へ。

    ■2階(子世帯)
    敷地周辺状況と既存間取りを考慮し、LDKを北東側へ配置。LDKに隣接する西側には、非断熱領域となるインナーバルコニーを配置して視界の広がりを計画。

  • 元農家住宅の歴史を次世代へ繋ぐ家

    ■南側立面
    隣家が迫るため、2階には大きな開口は設けていない。

    ■東側立面
    玄関があり住まいの顔となる方位。この家の魅力でもある大屋根(安田瓦葺)の水平ラインが活きる様に窓と外壁をコーディネートした。

  • 元農家住宅の歴史を次世代へ繋ぐ家

    ■基礎補強
    既存は玉石基礎。南側のみ以前に増築された有筋布基礎であった。
    耐力壁の下部には新規布基礎を施工している。

  • 元農家住宅の歴史を次世代へ繋ぐ家

    ■インナーバルコニー
    非断熱領域ではあるが、雨や雪の吹き付ける方位であったため、サッシのついた屋内空間。外付ブラインドを設置し、西日と外部からの視線を程よく遮る。

    ■冷暖房計画配慮
    1階の「残すことを目的とした部屋(和室10帖他)」は、床も壁も断熱施工しているが、居住を目的としていないので冷暖房はしない。各階の冷暖房効率向上のため、2階床(根太間)にも断熱施工を行っている。(計算に含めていない)

物件概要

所在地
新潟県長岡市
敷地面積
777.48㎡(235.18坪)
延床面積
281.68㎡(85.20坪)
構造
木造在来2階建
既存建築年
1937年(築89年)
改修竣工年月
2024年12月
省エネ基準地域区分
5地域
断熱性能
UA値 改修後0.35w/㎡・K
耐震性能
上部構造評点 改修前0.10 ⇒ 改修後1.01

企業紹介

企業名
株式会社大庄
Webサイト
https://daishogroup.co.jp/
コメント

「住宅性能から暮らしの未来を変える」をコーポレートスローガンとして、日々家づくりに取り組んでいます。断熱性能や耐震性能など住宅の性能に関わる部分に軸足を置き、皆様の暮らしを根本から変えられるよう日々努力を重ねています。

グレードとは

性能向上リノベでは、断熱と耐震のそれぞれの現行基準を3段階に分類し、基準を策定。性能向上リノベーションがされた証として、必要なエビデンス情報を登録し、安心・快適な家であるお墨付きの証として「性能向上登録証」を発行しています。これからの時代に選ばれる、安心・快適な家を可視化します。

断熱

ランク UA値 断熱等級
0.46 6
0.60 5
0.87 4
耐熱の説明

耐震

ランク 上部構造評点 耐震等級
1.5以上 3
1.25~1.5
未満
2
1.0~1.25
未満
1
耐震の説明
  • 建物は、自立循環型モデル住宅(在来工法)を対象に、地域区分は、6・7地域(都心部を中心)に策定しています。
  • UA値(外皮平均熱貫流率)とは住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。
  • 上部構造とは壁や柱など家の構造物のこと。上部構造評点とは、震度6強の地震で建物が倒壊しないために必要な力を数値で表した必要耐力(Qr)に対する現状の耐力の割合を表します。
  • 既存木造住宅の上部構造評点1.0、1.25、1.5は、品確法においての耐震等級1、2、3レベルに相当します。