世代を繋ぐ畳リビングのある家

持ち家リノベーション・リフォーム

耐震+断熱

3,000〜3,500万円

2025年06月

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リノベーション後 After

世代を繋ぐ畳リビングのある家

外壁は改修前の建物の面影を残す杉板貼り。緑豊かな中庭が、世代間の丁度いい目隠しを兼ねた境界線となり、それぞれの暮らしを彩ってくれます。

世代を繋ぐ畳リビングのある家

デッキスペースの前には敷地に余っていた石を使った石積みを設けました。お庭の前にちょっとした空間を生み、家族の遊び場スペースになります。

世代を繋ぐ畳リビングのある家

北側に設けたアプローチ。敷地に余っていた大きな石で高低差を処理し、樹木を加えて楽し気な空間としました。入母屋だった屋根は、雨仕舞の観点からシンプルな切妻へと改修しました。

世代を繋ぐ畳リビングのある家

以前洋室だった場所。改修後はダイニングとなり、中庭の植栽が一望できます。夏季の東入り日射は、低く抑えた軒に簾を取り付けて対策ができるように準備をしてあります。

世代を繋ぐ畳リビングのある家

二つの畳の間。テレビボードの引戸部分は解体時にとっておいた欄間障子をリメイク。障子紙部分を剥がして、お施主様の好きなラタンを貼って新しく生まれ変わりました。

世代を繋ぐ畳リビングのある家

窓を開けるとリビングとダイニング、デッキと中庭が連続するように広がりを感じられます。

リノベーション前 Before

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    東側から中庭を挟んで見た所。外壁の板貼りは年季が入っている。屋外へ柱がむき出しな為、一部漏水も見られた。右側に見えるのは母屋。

  • 世代を繋ぐ畳リビングのある家

    北側道路から見た所。道路からは少し上がった土手になっており、既存樹木が植わっているが、南側の出入りからは遠い存在になっていた。

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    縁側から南の方角。真壁の和風のつくり。大きな開口部から明かりは入るが部屋が隔たれており、閉鎖的だった。

  • 世代を繋ぐ畳リビングのある家

    洋室を北から見た所。東側の中庭の樹木が見え、位置関係は検討が必要だが、東側への眺望が良さそうな事が分かる。

  • 世代を繋ぐ畳リビングのある家

    お施主様のお父様が敷地内で何かに使えるかもと保管されていた、石。是非何かに使って欲しいとの要望があった。

  • 世代を繋ぐ畳リビングのある家

    大きな敷地には、豊富な緑と大き目な石が多数あった。現状ではどこにも行き場が無く、今回の工事で使えないか検討をした。

リノベーション施工中 Process

  • 世代を繋ぐ畳リビングのある家

    屋根垂木に損傷が見られた為、全て交換を行った。垂木はタルキックで固定し、雲筋の取付、レンコン羽子板、鋼製火打ちで小屋組を補強した。

  • 世代を繋ぐ畳リビングのある家

    一部布基礎補強を行った後、防蟻対策としてアリダン工法+防湿土間施工を行った。

  • 世代を繋ぐ畳リビングのある家

    外周部は面材耐力壁、内部は筋交いにて補強を行った。新設梁と既存梁との接続には後施工金物を用い、仕口の負担を軽減、小屋束固定は全てリブコーナーで補強した。

  • 世代を繋ぐ畳リビングのある家

    天井は吹込みグラスウール300mm、壁は120mmのグラスウール充填を行い、防湿フィルムは施工性と気密性を考え別貼りとした。貫通部などは円形状の気密部材を用い施工性に配慮した。

  • 世代を繋ぐ畳リビングのある家

    床面はスタイロエースⅡ90mmを充填とし、土台との連結部は気密テープで処理。UB部は一部基礎断熱とし、UB下点検口を断熱材で現場造作し、点検時は脱着ができるように工夫した。

  • 世代を繋ぐ畳リビングのある家

    施工中間時に現場気密測定を実施した。測定値はC値0.1となり、計測中は風速計を用い不完全な部分が無いかを点検した。

技術的なポイント Point

断熱性能
床断熱:スタイロエースⅡ 90㎜
(UB・玄関:基礎断熱スタイロエースⅡ 50㎜)
壁:高性能グラスウール16K 120㎜
天井:天井吹込みグラスウール10K 300mm
窓:APW330(YKK AP)
玄関ドア:ガデリウス スウェーデンドア(無採光)

耐震性能
基礎:一部新設布基礎・増築部(布基礎)
柱・土台:蟻害部分の交換・ホゾ無し部分パイプコーナー
壁:耐力面材(ダイライトMS9)・木製筋交い・コボット筋交い・柱頭柱脚金物設置・梁補強
制振ダンパー ㈱プロジット ウィンダンパー
屋根:土葺瓦からガルバリウム鋼板に葺き替え
垂木:全て交換のうえ、タルキック使用・小屋束固定リブコーナー
水平構面:鋼製火打ち追加・レンコン羽子板金物補強・屋根12㎜合板施工・雲筋補強

防蟻対策
アリダン工法の実施のうえ、防湿土間施工・全面ホウ酸防蟻処理

その他
認定長期優良化住宅(増改築)
微動探査測定
気密測定

間取り Plan

リノベーション前

  • 世代を繋ぐ畳リビングのある家

    配置図兼平面図

リノベーション後

  • 世代を繋ぐ畳リビングのある家

    配置図兼平面図
    帰宅動線を親世帯と交わらないようにとの要望から、アプローチは北側へ配置。長く暮らす将来を見据え、南側へ一部増築とし、既存の中庭が活きるような間取り計画としました。

物件概要

敷地面積
304.07㎡(92.12坪)
延床面積
85.58㎡(25.93坪)
構造
木造在来平屋建て
既存建築年
1983年(築42年)
改修竣工年月
2025年06月
省エネ基準地域区分
6地域
断熱性能
UA値 改修前3.04w/㎡・K⇒改修後0.37w/㎡・K(改修前の8.21倍に向上)
耐震性能
上部構造評点 改修前0.20 ⇒ 改修後1.90

企業紹介

企業名
朝倉建築有限会社
Webサイト
https://k-katei.com/
コメント

『人と家と、時間をつなぐ家づくり』
建築屋katei(朝倉建築有限会社)は、愛知県豊橋市を拠点に「過程を愉しむ家づくり」を大切にしています。家は完成して終わりではなく、暮らしの中で少しずつ味わいを深めていくもの。私たちは、手づくりの温もりと確かな性能を両立させながら、家族の時間を支える“長く愛される住まい”をつくっています。日々の暮らしの中で、家と人が一緒に育っていく。そんな関係を紡ぐことが、私たちの使命です。

グレードとは

性能向上リノベでは、断熱と耐震のそれぞれの現行基準を3段階に分類し、基準を策定。性能向上リノベーションがされた証として、必要なエビデンス情報を登録し、安心・快適な家であるお墨付きの証として「性能向上登録証」を発行しています。これからの時代に選ばれる、安心・快適な家を可視化します。

断熱

ランク UA値 断熱等級
0.46 6
0.60 5
0.87 4
耐熱の説明

耐震

ランク 上部構造評点 耐震等級
1.5以上 3
1.25~1.5
未満
2
1.0~1.25
未満
1
耐震の説明
  • 建物は、自立循環型モデル住宅(在来工法)を対象に、地域区分は、6・7地域(都心部を中心)に策定しています。
  • UA値(外皮平均熱貫流率)とは住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。
  • 上部構造とは壁や柱など家の構造物のこと。上部構造評点とは、震度6強の地震で建物が倒壊しないために必要な力を数値で表した必要耐力(Qr)に対する現状の耐力の割合を表します。
  • 既存木造住宅の上部構造評点1.0、1.25、1.5は、品確法においての耐震等級1、2、3レベルに相当します。