高齢のお母様と障害を抱えるお兄様 介護を担う妹様と愛犬1匹が安心して暮らせる住環境を目指したリノベ。お兄様の介護を必要としたことをきっかけに 既存の二階建て住宅を管理しやすい平屋へ改修し 視覚障害があっても迷わず移動できるよう シンプルで連続性のある動線計画とした。
元は延約52坪の大きな二階建てだったが 日常の掃除と将来の維持管理負担の軽減を見据え 延床約25坪の平屋へ減築してた。限られた予算の中でご要望を最大限に実現するため 既存構造を活かした設計施工を行った。
ポイント
外観 周囲からの視線をコントロールし プライバシーと開放感の両立を実現 ペットの飛び出し防止にも配慮。玄関周り 手すり兼用の格子を配置し 手の感覚で位置が分かるよう計画 裏に障子を格納し 開けると腰をかけて休める場所を確保
した。寝室 主寝室右にウォークインクローゼット 左にお兄様の部屋を配置することで 何かあればすぐ対応できるよう建具で間仕切った。最小限の柱を残し 天井全面に気密シートを施工するときに1階全体を一体に施工することにより 将来の間取り変更でも気密施工ノウハウが無い施工者が施工しても気密断熱ラインを維持でき 内部間仕切り壁の位置変更を気密断熱ラインを壊すこと無く容易にできるようにしている。
土台と地面が近いため床下部には 防湿と防風の目的でタイベックを張り湿気による腐朽菌の定着と白蟻を防ぐ施工をした。
壁量計算をし外周部を補強し更に内部を金物による耐震補強をしている。
外皮性能 Q値1.44 UA値0.34 ηAC値0.9 C値0.3㎠/㎡
既存住宅の良さを活かしながら 暮らしやすさと環境性能を両立させ高齢になっても安心して住み継げる住まいとした 特に冬の除雪を最小限にするために考慮している。
現在介護している人が最後まで楽に生活できるように未来を想像して現在を計画している。