建材流通店が地域工務店43社とともに挑む! 性能向上リノベの道  築39年の家をリノベーションモデルハウスに

モデルハウス・体感施設

耐震+断熱

5,000〜5,500万円

2025年04月

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リノベーション後 After

建材流通店が地域工務店43社とともに挑む! 性能向上リノベの道  築39年の家をリノベーションモデルハウスに

玄関ドアはコンコードS30。採光のために袖付きタイプにした。既存の玄関に設置してあったベンチ、仏間の床柱を再利用している。

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玄関ホール。壁はしっくいの乱流仕上げの和の佇まい。壁のアクセントとして調湿機能があるパネルを設置。

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広々としたリビング・ダイニング・キッチン。LDKと多目的室の室温をエアコン1台でコントロールしている。既存の座敷の欄間を多目的室との境に設置している。

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来場者との打ち合わせに使用する多目的室。
気密シート、断熱材、耐力面材の仕様を確認できる模型を展示している。折上げ天井は既存の玄関の天井板を再利用している。

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2階の非断熱室。断熱リノベーションを行った空間と暑さ、寒さ、湿度の違いを体感できる部屋にしている。

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外壁は既存と同じく塗り壁仕上げ。化粧垂木、化粧柱は再塗装し、できるだけ既存の趣を残した。

リノベーション前 Before

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    純和風の外観。北面道路に面していて、北側の窓が多く冬場の寒さは厳しかった。

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    築39年が経っているが、化粧垂木、化粧柱の木材、外壁材も良好な状態が保たれていた。

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    玄関。
    天井は多目的室の折り上げ天井、ベンチは玄関に再利用した。

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    地方の住宅によく見られる二間続きの和室。来客の多い家だった。床柱、欄間は再利用した。

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    壁付けのI型キッチンで作業中は孤独を感じていた。西面に大きな窓があり夕食の調理時は室温が上昇し身体の負担が大きかった。食事場所の和室とは廊下を隔てて離れていて、料理の持ち運びにも手間が掛かった。

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    1階の天井裏。木材の
    状態は良好であった。グラスウール10㎏/㎥100㎜が施工されていたが隙間が多く本来の性能は発揮されていなかった。

リノベーション施工中 Process

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    解体後の玄関からの画像。木材は良好な状態が保たれていて劣化による交換カ所はなかった。

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    基礎内断熱としてネオマフォーム30㎜を施工した。

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    耐力面材を外周全面に施工し耐震補強を行った。

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    付加断熱としてネオマフォーム50㎜を施工した。

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    令和6年12月15日に開催した山形県主催の消費者向けの省エネ住宅見学会の様子。

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    令和6年10月11日に開催した住まい環境プランニング合同会社代表 
    古川繁宏様をお招きしてのリノベーション断熱塾の様子。

技術的なポイント Point

断熱仕様
外壁基礎:パフォームガード50㎜
内壁基礎:ネオマフォーム30㎜
壁充填:高性能グラスウール16k120㎜
壁付加:ネオマフォーム50㎜
1階天井:高性能グラスウール吹込み360㎜(一部ネオマフォーム160㎜)
2階天井:高性能グラスウール吹込み360㎜
窓:APW430(YKKAP)
玄関ドア:コンコードS30(YKKAP)

耐震仕様
外壁:耐力面材ダイライト
内壁:耐力面材ハイパーハードTネクスト




間取り Plan

リノベーション前

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    主要な部屋は畳敷きで、現代のライフスタイルとは馴染まない間取りとなっている。
    間取りの主役は座敷と応接室。
    また、台所と茶の間は廊下を挟んでいるため、台所が孤立状態となり、調理中や配膳作業に精神的、肉体的にも主婦の負担となっている。

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    階段を挟んで南北に子供室が配置されている。
    2方向出窓の影響もあり、冬の寒さと、特に強烈な夏の暑さで肉体的に耐え難い状況となっている。

リノベーション後

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    構造躯体は極力変更せず、将来使用しない部屋は解体・減築した。外観もリノベーション前の佇まいを残すよう心掛けた。
    間取りは使用時間の長いリビング・ダイニング・キッチンの使い勝手の向上を最優先とした。
    特にキッチンからは家族の誰もが調理しながら、家族の様子やテレビが観られるようなレイアウトとした。
    リノベーションモデルハウスとしての利活用のため、来場者とのミーティング用にLDK横に多目的室を設けた。
    尚、元実家であり思い出が詰まった家であることから、リノベーション前の家に組み込まれていた、格天井、欄間、床柱、ベンチ等を再利用することで、懐かしさを感じるよう工夫した。

  • 建材流通店が地域工務店43社とともに挑む! 性能向上リノベの道  築39年の家をリノベーションモデルハウスに

    リノベーションモデルハウスとして、断熱材の仕様・施工状況を説明するため、壁下地材の一部を剥がして、断熱材、防湿フィルム等を目視できるようにした。
    また、ほとんど断熱材が入っていない1階小屋裏に温熱体感室を設けて、HEAT20 G3レベルとの環境(暑さ・寒さ)の差を体感できるように工夫した。

物件概要

所在地
山形県酒田市
敷地面積
577.66㎡(174.74坪)
延床面積
179.28㎡(54.23坪)
構造
木造在来2階建て
既存建築年
1986年(築39年)
改修竣工年月
2025年04月
省エネ基準地域区分
5地域
断熱性能
UA値 改修前1.44w/㎡・K⇒改修後0.22w/㎡・K(改修前の6.54倍に向上)
耐震性能
上部構造評点 改修後1.63
設計

株式会社KIXAS(キクサス) 一級建築士事務所

企業紹介

企業名
立花産業株式会社
Webサイト
http://www.tachibanasangyo.jp

グレードとは

性能向上リノベでは、断熱と耐震のそれぞれの現行基準を3段階に分類し、基準を策定。性能向上リノベーションがされた証として、必要なエビデンス情報を登録し、安心・快適な家であるお墨付きの証として「性能向上登録証」を発行しています。これからの時代に選ばれる、安心・快適な家を可視化します。

断熱

ランク UA値 断熱等級
0.46 6
0.60 5
0.87 4
耐熱の説明

耐震

ランク 上部構造評点 耐震等級
1.5以上 3
1.25~1.5
未満
2
1.0~1.25
未満
1
耐震の説明
  • 建物は、自立循環型モデル住宅(在来工法)を対象に、地域区分は、6・7地域(都心部を中心)に策定しています。
  • UA値(外皮平均熱貫流率)とは住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。
  • 上部構造とは壁や柱など家の構造物のこと。上部構造評点とは、震度6強の地震で建物が倒壊しないために必要な力を数値で表した必要耐力(Qr)に対する現状の耐力の割合を表します。
  • 既存木造住宅の上部構造評点1.0、1.25、1.5は、品確法においての耐震等級1、2、3レベルに相当します。