住まい方を再考する家

リノベーション済み物件

耐震+断熱

2,300〜2,500万円

2024年04月

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リノベーション後 After

住まい方を再考する家

外観 屋根外壁を全面ガルバリウム鋼板とする事で固定荷重を小さくし耐震性と耐久性を向上させた

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LDK リビングソファーはリビングのくぼんだ部分に設置し全体を見渡せる事と玄関から近い位置にある為プライバシーに配慮したスペースとした

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玄関 建物サイズに対して大きな玄関スペースを設ける事で自転車等を置く事もできるアクティブなスペースとした。また格子間仕切りと小屋組み等を表しにする事で建物に入った瞬間に解放感と素材感を得られる空間とした。

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廊下 棟を支える柱を活かしながら空間の広がりが得られるよう格子の間仕切りを採用し緩やかに空間を仕切る装置とした。

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ゲストルーム 小さな建物の中に小さなスペースを確保し来客対応もでき普段使いでも籠り部屋としての利用も可能

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2階寝室 室内窓を設ける事で採光と小屋組みを表すことで開放的な空間とした

リノベーション前 Before

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    外観

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    内観1

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    内観2

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    玄関

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    内観3

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    在来風呂

リノベーション施工中 Process

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    県職員の方々の視察

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    フレームⅡ施工写真 

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    気密測定

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    内部筋交い施工部 外周部は合板張りと筋交いの併用とし内部にも筋交いを配置した

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    内装解体時1階

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    内装解体時2階

技術的なポイント Point

プロジェクトを進めるにあたり事前に耐震診断や既存の断熱性能を確認する事で正しく現状把握してから耐震改修、断熱改修の方針を決めた。改修後にどのくらい性能が向上されるかもシミュレーションにより確認した。

耐震性 部分的に筋交いを入れ地震に耐えるのではなく全面合板張りとする事で建物全体で地震に耐えるモノコック構造とした。掃き出しの開口部にもフレームⅡを入れる事で開口部にも耐震性を得る事で積雪1.5mのエリアで評点1.5以上を実現した。

断熱性 全体を充填断熱と付加断熱によりHEAT20 G2グレードを達成した。工事中に気密測定を実施C値0.8を確認 屋根の梁や垂木など小屋組みを表しとするため野地板上を断熱ラインとし構造体の美しさと開放感を表現した。

間取り Plan

リノベーション前

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    敷地内に駐車スペースが一つのコンパクトな佇まいのいわゆる第二世代のお住まい、細かく空間を分けた昔ながらの間取り

リノベーション後

  • 住まい方を再考する家

    細かく部屋を切り分けた昔ながらの間取りから間仕切りを減らし水回りの動線をまとめる事で使いやすい間取りへと変更、既存の梁など小屋組を活かすことで開放感と素材感も得られる空間を実現した

物件概要

所在地
富山県富山市
敷地面積
101.61㎡(30.73坪)
延床面積
72.04㎡(21.80坪)
構造
木造在来工法2階建て
既存建築年
1963年(築62年)
改修竣工年月
2024年04月
省エネ基準地域区分
5地域
断熱性能
UA値 改修前2.69w/㎡・K⇒改修後0.33w/㎡・K(改修前の8.15倍に向上)
耐震性能
上部構造評点 改修前0.15 ⇒ 改修後1.55

企業紹介

企業名
正栄産業株式会社
Webサイト
https://sho-ei.net/
コメント

富山・石川で注文住宅、リフォーム・リノベーションを行なっています。住宅に関わらず、美容室や飲食店などの店舗、介護施設やオフィスなどの大規模建築まで手がけています。全棟、ご相談段階から設計士がお客様のご要望をお聞きし、理想の暮らしの実現のためのご提案をしています。

グレードとは

性能向上リノベでは、断熱と耐震のそれぞれの現行基準を3段階に分類し、基準を策定。性能向上リノベーションがされた証として、必要なエビデンス情報を登録し、安心・快適な家であるお墨付きの証として「性能向上登録証」を発行しています。これからの時代に選ばれる、安心・快適な家を可視化します。

断熱

ランク UA値 断熱等級
0.46 6
0.60 5
0.87 4
耐熱の説明

耐震

ランク 上部構造評点 耐震等級
1.5以上 3
1.25~1.5
未満
2
1.0~1.25
未満
1
耐震の説明
  • 建物は、自立循環型モデル住宅(在来工法)を対象に、地域区分は、6・7地域(都心部を中心)に策定しています。
  • UA値(外皮平均熱貫流率)とは住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。
  • 上部構造とは壁や柱など家の構造物のこと。上部構造評点とは、震度6強の地震で建物が倒壊しないために必要な力を数値で表した必要耐力(Qr)に対する現状の耐力の割合を表します。
  • 既存木造住宅の上部構造評点1.0、1.25、1.5は、品確法においての耐震等級1、2、3レベルに相当します。