[リノベの経緯]
お施主様ご夫婦は母屋で暮らし、ご両親が離れに住んでいたが、亡くなってからは手付かずになっていた。広い母屋には今後息子様家族が暮らし、お施主様ご夫婦は離れをリノベして暮らすことを検討した。
[建物について]
18坪のコンパクトな家で、掃き出し窓は多め。間仕切りが多く明るさを確保できなかった。
[お施主様のご要望]
地震が心配なため、柱は取りたくないが、開放感のある空間にしたい。
[リノベにおける3つのポイント]
〇コンパクトな建物でも開放感のある生活
〇老後の生活を考慮した安心の間取りと設備
〇居心地の良い落ち着いたデザイン
[性能について]
断熱材が一切施されていなかったため、現地調査をした1月頃は非常に冷え込んでいたのを体感した。ヒートショック等のリスクをお施主様にご説明し、床、壁、天井全てに断熱材を施工した。床には吹付ウレタンを施工し、全ての開口部に内窓を設置する等、断熱性能の向上に努めた。
[お施主様ご感想]
〇ご主人様
昔ながらの和室がここまでおしゃれなリビングになるとは驚きました。私はとにかく地震が心配で、押入の柱はどうしても残したかったのですが、そのせいで間取りの変更はできないと思っていました。しかし、柱をうまく隠したり、目立たないようにしていただけたので満足です。また、吹付の断熱生は生活してみて良さが分かりました。これ無しの生活には戻れません。
〇奥様
離れは横長の建物だったので、間取りの自由が利かないと思ったのですが、憧れの対面キッチンにしていただけて満足しています。将来的には夫婦2人で過ごしますが、まだまだ孫たちの面倒を見ますので対面だと安心です。リビングはとっても広くなって、窓を増やしていないのに明るい部屋に大変身したので嬉しいです。