築100年の古民家の断熱耐震改修工事。
お施主様は、昔から住み継いできた古民家のご実家に2世帯で住まれていましたが、
多雪地域にも関わらず断熱が無く、お部屋同士が大きな建具で分けられているお部屋はどれだけ温めても暖かくならない。そして、開口ばかりの間取りと瓦屋根のお家は耐震的にも不安があるお家となっていました。そこでお施主様は、「家族が安心して団らん出来るお家を」との思いでこの度リフォームをご決断されました。
大きい要望としては、
①暑さや寒さに悩まされない快適な暮らしを送りたい。
②古いお家で重量もあるお家の為、耐震性を向上し家族の安全を確保したい。
③家族7人が集まって、それぞれのゆったりできる開放的なLDKを作りたい。
との要望がありました。
プランとしては、
7人のご家族の為の開放的な空間を実現できるように、既存の梁の補強や新しい梁を追加する工事を行う事で、開放的な大空間を実現し、更に和室を隣接して計画する事でより使い勝手や広々とお使いいただける計画となっています。
また、ウォークインクロゼットタイプの収納で主に計画する事で使い勝手が良く、LDKを綺麗にお使いいただける計画としています。
断熱性能としては、すべての窓のアルゴンガス入りの高性能窓を新設。吹付タイプの断熱材であるアクアフォームを採用し、リフォームでの断熱の欠点である細かい隙間にも対応できる断熱とした。そうすることで、3地域での断熱等級4の性能を実現した。また、既存との取り合いの建具は断熱気密戸とした。
耐震性能としては、古民家でありながら間取り変更する箇所以外にも耐震工事を行い耐震等級1相当のお家となった、制震ダンパーを計画する事で耐震等級以上の耐震性の有る安心できるお家とした。
お客様からは、「古民家がこんなに暖かくそして新築のように変わるなんて驚きです」という嬉しい言葉を頂いております。