山間に建つ、”ほっ”とできるわが家

持ち家リノベーション・リフォーム

耐震+断熱

3,000〜3,500万円

2024年10月

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リノベーション後 After

山間に建つ、”ほっ”とできるわが家

周囲の山々と調和するような、それでいて明るい外観の建物に。屋根、外壁ともガルバリウム鋼板で仕上げ、厳しい季節にも耐えられる建物となりました。

山間に建つ、”ほっ”とできるわが家

南側を減築。車が入れるよう広い土間に仕上げました。減築したことで、南側からの日差しも家の中に採り込みやすくなりました。

山間に建つ、”ほっ”とできるわが家

車椅子での生活も考え、対面キッチンにはせず、壁付けキッチンを採用。南側に配置したため、明るく気持ちの良いリビングに。

山間に建つ、”ほっ”とできるわが家

南側の大きな窓からは四季の移り変わりを眺められます。

山間に建つ、”ほっ”とできるわが家

駐車スペースからお部屋へ続くスロープ。土間部からも段差はほとんどありません。

山間に建つ、”ほっ”とできるわが家

広々とした洗面・洗濯室。奥の脱衣室含め収納を設けており、洗濯家事をここだけで完結することが可能です。

リノベーション前 Before

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    昔ながらの1階が大きく、2階が小さい造り。縁側など窓が多く壁が少ないのが気になります。

  • 山間に建つ、”ほっ”とできるわが家

    調理台と食器棚に囲まれたダイニング。台所は北側にあり、日中も電気が欠かせません。

  • 山間に建つ、”ほっ”とできるわが家

    洗面脱衣室。右手には勝手口ドアもあり、大変寒い空間です。

  • 山間に建つ、”ほっ”とできるわが家

    タイル貼りの在来浴室。冷えももちろんですが、タイルのヒビなどから床下構造部への水漏れも心配。

  • 山間に建つ、”ほっ”とできるわが家

    瓦の劣化が大きい屋根。重みでたわんだ部分には支えの支柱を入れていますが・・・。

リノベーション施工中 Process

  • 山間に建つ、”ほっ”とできるわが家

    外壁、内部の解体工事。屋根と減築はまだこれから。

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    内部の解体が終わった段階で、既存構造と劣化度合いのチェックを入れます。

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    瓦を下ろし、屋根の葺き替えを進めていきます。

  • 山間に建つ、”ほっ”とできるわが家

    筋交いの増設、金物の新規取付など、耐震診断に基づいた補強を行います。市の補助金利用のため、部位ごとに細かく記録を撮ります。

  • 山間に建つ、”ほっ”とできるわが家

    屋根下に通気のための下地処理を施したうえで吹付断熱を行います。

  • 山間に建つ、”ほっ”とできるわが家

    今回は壁にも吹付断熱を行いました。

技術的なポイント Point

元々の間取りでは、2階外周壁直下に1階の壁がほとんど無い状態でした。ただ、新しい間取りをプランする中でも、2階壁直下に壁を設けてしまうと、1階の間取りに大きく制限が出てしまうことに。そこで、1階の間取りを優先した位置に耐力壁を増やしつつ、1階天井部での水平構面を強化すべく、火打ちの増設や合板の使用などで強度を高めています。

間取り Plan

リノベーション前

  • 山間に建つ、”ほっ”とできるわが家

    1階の壁量が圧倒的に少なく、2階との壁ラインもそろっていません。和室が多く、使っていないお部屋も。

リノベーション後

  • 山間に建つ、”ほっ”とできるわが家

    南側(図面左側)を減築。それぞれのお部屋を広めに取り、ゆったりとした間取りにしました。

  • 山間に建つ、”ほっ”とできるわが家

    将来子供部屋が必要になった時は洋室を半分に区切れるように施工しています。

物件概要

所在地
福井県福井市
敷地面積
337.19㎡(101.99坪)
延床面積
158.30㎡(47.88坪)
構造
木造在来2階建て
既存建築年
1973年(築52年)
改修竣工年月
2024年10月
省エネ基準地域区分
5地域
断熱性能
UA値 改修後0.43w/㎡・K
耐震性能
上部構造評点 改修前0.13 ⇒ 改修後1.04

企業紹介

企業名
株式会社タキナミ
Webサイト
https://takinami-reform.jp/
コメント

タキナミはこの度、創業100年を迎えました。この100年の中で培ってきた技術を最大限に活かし、地域の住まい再生を手掛けていくこと。外見や内装が綺麗になるだけでなく、高い基準の耐震性・断熱性を実現。タキナミのリノベーションでは“本当の意味での再生”にこだわっています。

グレードとは

性能向上リノベでは、断熱と耐震のそれぞれの現行基準を3段階に分類し、基準を策定。性能向上リノベーションがされた証として、必要なエビデンス情報を登録し、安心・快適な家であるお墨付きの証として「性能向上登録証」を発行しています。これからの時代に選ばれる、安心・快適な家を可視化します。

断熱

ランク UA値 断熱等級
0.46 6
0.60 5
0.87 4
耐熱の説明

耐震

ランク 上部構造評点 耐震等級
1.5以上 3
1.25~1.5
未満
2
1.0~1.25
未満
1
耐震の説明
  • 建物は、自立循環型モデル住宅(在来工法)を対象に、地域区分は、6・7地域(都心部を中心)に策定しています。
  • UA値(外皮平均熱貫流率)とは住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。
  • 上部構造とは壁や柱など家の構造物のこと。上部構造評点とは、震度6強の地震で建物が倒壊しないために必要な力を数値で表した必要耐力(Qr)に対する現状の耐力の割合を表します。
  • 既存木造住宅の上部構造評点1.0、1.25、1.5は、品確法においての耐震等級1、2、3レベルに相当します。