お子様2人とお母様の3人でアパート生活をされていましたが、お子様が動きたい盛りの為、階下やお隣さんへの迷惑、友達を連れてきた際にストレスを感じていました。
そこで子供たちが自由に暮らせる空間、個室も必要と感じ、今はだれも住んでいない実家に目を付けました。
既存宅は、寒く老朽化が進んでいる状態でしたが、お母様は「思い出のあるお家をもう一度よみがえらせたい」との思いでリフォームを決断されました。
ご要望としては、
①家族が安心して暮らせる耐震を考えたお家。
②飛騨の寒暖差の中でも快適に暮らしたい。
③家族が自然と集まる暖かいLDKにしたい。
④お母さまがお子様を見守りやすいLDKにしたい。
という要望がありました。
プランとしては、居室は北側に計画されていた為、十分に日差しが入らず暗い間取りでした。
その為LDKは南側と東面に計画し、光を取り入れながら視線が通らない間取りに計画しました。
リビングはダウンフロアとしホームシアターのような空間に仕上げ、キッチンの対面にはカウンタースペースを設けました。
また、集中スペースや遊戯スペースとして活用できる空間には、あえて扉ではなくロールスクリーンを採用し一体的な開放空間にしつつ、エアコン一台で居住スペースが温かい空間としました。
断熱性能としては、すべての窓のアルゴンガス入りの高性能窓を新設。吹付タイプの断熱材であるアクアフォームを採用し、リフォームでの断熱の欠点である細かい隙間にも対応できる断熱とし、4地域での断熱等級4の性能を実現した。
耐震性能としては、部分的に基礎を作り直しや金物での補強、耐力壁の計画し耐震等級3相当まで補強工事を行った。
お客様からは、「家族を守れるのは私だけなので安心と快適を兼ね備えた住宅に住めて毎日が充実しています」という嬉しい言葉を頂いております。