リノベーション後 After
リノベーション前 Before
リノベーション施工中 Process
技術的なポイント Point
・日射取得もできず日射遮蔽の必要もない窓は、内側から断熱処理、防湿処理を施工して塞いだ。
・アウターシェードは役所協議で取り付けられなかったため(防火設備の上に、認定条件外の設備は取付不可の見解)、暮らしてみて不足するようであればハニカムサーモを取り付ける方針とした。
・並びの同分譲住宅の世帯には、不具合の修理ではないことを十分説明して改装工事を行った。
・床断熱はセルロースファイバーの熱容量に期待して、ネオマフォームとセルロースファイバーの二層構造とした。
大引間断熱のため熱橋はあるが、床下点検のための高さを縮めないように配慮した。
床下からのウレタン吹付は劣悪な施工環境となり、どうしても床下が汚れることもあり提案はしなかった。
・付加断熱は階高とコストの兼ね合いで今回は採用しなかった。将来的に外壁をやり替えるタイミングが来たら、面材気密とともに行う。
・デザイン要素を含まなければ、省コストで性能向上できるプラン。
・日射シミュレーションを行い、近隣建物と方位によってLow-Eの種類を使い分けた。真北が西に振れているため、南東南西を日射取得型とし、北西北東を日射遮蔽型(断熱型ブルー)とした。
間取り Plan
リノベーション前
リノベーション後
物件概要
- 所在地
- 東京都杉並区
- 敷地面積
- 100.28㎡(30.33坪)
- 延床面積
- 99.89㎡(30.21坪)
- 構造
- 木造在来2階建て
- 既存建築年
- 2023年(築2年)
- 改修竣工年月
- 2023年12月
- 省エネ基準地域区分
- 6地域
- 断熱性能
-
UA値 改修前0.64w/㎡・K⇒改修後0.48w/㎡・K(改修前の1.3倍に向上)
- 事業主
- 株式会社OKUTA
企業紹介
- 企業名
- 株式会社 OKUTA
- Webサイト
- https://www.okuta.com/