ノスタルジックな風合いを残した性能向上リノベーション

中古物件購入+リノベーション

耐震+断熱

2,500万円

2024年12月

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リノベーション後 After

ノスタルジックな風合いを残した性能向上リノベーション

掃き出し窓から陽光が入り込むLDK。あらわしの梁にしたことで、天井の高さも感じられ、開放的になりました。抜けない柱は梁と同色で塗装し、DKとリビングに抜け感を加えながらもやんわりと仕切ります。

ノスタルジックな風合いを残した性能向上リノベーション

念願の木製キッチンは、トリノスキッチン。ガスクックトップ、食洗器、レンジフードなど、オシャレで機能性の高い商品が室内に映えます。壁面にはタイル、床にはフロアタイルを貼り、キッチン廻りを印象的に仕上げました。

ノスタルジックな風合いを残した性能向上リノベーション

デッドスペースになりがちなリビングの階段下スペースには、デスクコーナーを造作しました。LDKにいる家族の存在を感じながらも、壁に向かう形で籠れるので、集中して作業することができます。

ノスタルジックな風合いを残した性能向上リノベーション

キッチン横のパントリーからランドリールーム、洗面コーナーへと行き来して、家事動線をコンパクトに。ランドリーにはガス衣類乾燥機を置くスペース、室内干しバーを設けて、天候や時間を気にせず洗濯できて家事効率もUPしました。

ノスタルジックな風合いを残した性能向上リノベーション

ランドリールーム横には、独立した洗面コーナーを造りました。混雑しがちな時間帯でも身支度しやすいよう、広々シームレスカウンター、収納も充実。壁面にはヘキサゴンタイルをあしらい、どこか懐かしさのある雰囲気に仕上がりました。

ノスタルジックな風合いを残した性能向上リノベーション

2階寝室には、新しく入れ替えた窓から柔らかな光が入ります。壁面のアクセントには、天然木のウッドウォールパネルを。床材は天然木複合フローリングで、異なる木目を貼って室内に変化を持たせました。木特有のぬくもり感があり、ほっと安らぐ空間になりました。

リノベーション前 Before

  • ノスタルジックな風合いを残した性能向上リノベーション

    のどかな住宅地にある築44年の中古2階建て住宅。土地として売りに出されていましたが、広さや立地条件などK様ご夫妻の希望にぴったりでした。

  • ノスタルジックな風合いを残した性能向上リノベーション

    昭和レトロな玄関廻り。扉にスリットガラス、壁にすりガラスの採光窓があり、薄暗くなりがちな玄関に光を取り入れていました。

  • ノスタルジックな風合いを残した性能向上リノベーション

    玄関近くの8帖の洋室は、リビングとして使われていました。廊下を介して和室がありました。

  • ノスタルジックな風合いを残した性能向上リノベーション

    リビング横には、6帖の和室がありました。各部屋は引戸で間仕切りされていました。

  • ノスタルジックな風合いを残した性能向上リノベーション

    玄関から1番遠い場所にダイニングキッチンがありました。2箇所ある窓から採光できました。

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    仏間のある6帖の和室。窓2箇所から入る光を障子で調節していました。

リノベーション施工中 Process

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    外壁を剝がすと、モルタルの壁が隠れていました。新しい外壁は、モスグリーンのガルバリウム鋼板になる予定です。

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    解体して、天井の構造があらわに。

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    スケルトン状態にした後、床組を新設。断熱材(フクホーム)を入れて、耐震補強をしました。

  • ノスタルジックな風合いを残した性能向上リノベーション

    必要な箇所に新しく筋交いや柱を入れ、耐震金具で補強しました。

  • ノスタルジックな風合いを残した性能向上リノベーション

    断熱材(グラスウール)を充填し、1・2階すべてアルミ・樹脂の複合サッシに入れ替え、断熱性能が向上。残しておいたLDKの梁は、この後塗装しました。

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    トイレと2階寝室の壁面の一部には、クリア塗装のウッドウォールパネルを貼りました。複合窓・サッシは、各部屋に合うものを選定。

技術的なポイント Point

既存建物は、天井と床は無断熱。壁は50mm程度のグラスウール、サッシは金属製の単板ガラスでした。
天井裏・壁にグラスウール、床にフクフォームを充填し、窓・サッシはアルゴンガス入りのLow-E複層ガラスにすべて入れ替えました。断熱性能は、既存建物のUa値2.57(等級1)から0.57(等級5)まで向上。
耐震性能は、必要な箇所に筋交いと耐力壁を追加。筋交い金物・柱頭柱脚金物で補強し、上部構造評点は0.56から1.24に向上しました。

間取り Plan

リノベーション前

  • ノスタルジックな風合いを残した性能向上リノベーション

    築44年の2階建て住宅。北面に水廻りが集約され、玄関から1番遠い場所にDKがありました。間仕切りされた和室3部屋と洋室2部屋あり、家族で住むには十分な広さがありました。

リノベーション後

  • ノスタルジックな風合いを残した性能向上リノベーション

    玄関近くの和洋室の間仕切りを取り払い、16帖のLDKに間取り変更。リビングの一角にヌックを設けました。キッチン~パントリー~水廻りを回遊動線でスムーズに動けます。玄関近くの洋室は衣装部屋で、2階に寝室と子供部屋を設けました。

物件概要

所在地
三重県津市
敷地面積
230㎡(69.57坪)
延床面積
97.29㎡(29.43坪)
構造
木造
既存建築年
1980年(築45年)
改修竣工年月
2024年12月
省エネ基準地域区分
6地域
断熱性能
UA値 改修前2.57w/㎡・K⇒改修後0.57w/㎡・K(改修前の4.5倍に向上)
耐震性能
上部構造評点 改修前0.56 ⇒ 改修後1.24

企業紹介

企業名
株式会社アルフレッシュ
Webサイト
https://alfresh-mie.net/
コメント

アルフレッシュでは、中古住宅探しからプランニング、リノベーションまでワンストップで対応いたします。
私たちが大切にしているのは、住む人を第一に考えたリノベーションをご提供すること。そして、目に見えるデザイン性だけではなく、断熱や耐震などの機能性も一緒に考えること。これからを暮らす家の新しいスタンダードをご提案いたします。

グレードとは

性能向上リノベでは、断熱と耐震のそれぞれの現行基準を3段階に分類し、基準を策定。性能向上リノベーションがされた証として、必要なエビデンス情報を登録し、安心・快適な家であるお墨付きの証として「性能向上登録証」を発行しています。これからの時代に選ばれる、安心・快適な家を可視化します。

断熱

ランク UA値 断熱等級
0.46 6
0.60 5
0.87 4
耐熱の説明

耐震

ランク 上部構造評点 耐震等級
1.5以上 3
1.25~1.5
未満
2
1.0~1.25
未満
1
耐震の説明
  • 建物は、自立循環型モデル住宅(在来工法)を対象に、地域区分は、6・7地域(都心部を中心)に策定しています。
  • UA値(外皮平均熱貫流率)とは住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。
  • 上部構造とは壁や柱など家の構造物のこと。上部構造評点とは、震度6強の地震で建物が倒壊しないために必要な力を数値で表した必要耐力(Qr)に対する現状の耐力の割合を表します。
  • 既存木造住宅の上部構造評点1.0、1.25、1.5は、品確法においての耐震等級1、2、3レベルに相当します。