祖母から孫へ 世代を超えて住み継ぐ住まい

持ち家リノベーション・リフォーム

ゾーン断熱+耐震

2,600万円

2023年07月

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リノベーション後 After

祖母から孫へ 世代を超えて住み継ぐ住まい

使いにくかった2間続きの和室と縁側が、明るく快適な25帖の広々LDKになりました

祖母から孫へ 世代を超えて住み継ぐ住まい

リビングの一角に設けた“ヌック”は読書や子どもの昼寝など多目的に使える憩いの場です

祖母から孫へ 世代を超えて住み継ぐ住まい

DKだった場所を主寝室に改修。無垢床が白をベースにしたナチュラルな空間に馴染みます

祖母から孫へ 世代を超えて住み継ぐ住まい

既存の廊下を利用して水回りを一か所に集約。主寝室と横並びにして将来まで安心です

祖母から孫へ 世代を超えて住み継ぐ住まい

(左)外部からの視線を遮りつつも坪庭を楽しめるような建具を設置。また、LDKへ続く部分は断熱扉で断熱性を高めました
(右)玄関収納はオープンに。将来を見据えて手すりがついたベンチも設置。既存部分が残る玄関ホールは改修部分を白でまとめてメリハリのついた空間にしました。

祖母から孫へ 世代を超えて住み継ぐ住まい

使用しない2階バルコニーや雨戸を撤去しスッキリした外観に。門扉を撤去し駐車スペースを広くしました。今では庭は芝生を植えてこどもの遊び場になっています(左下)

リノベーション前 Before

  • 祖母から孫へ 世代を超えて住み継ぐ住まい

    祖母との思い出が詰まった築40年の木造二階建てのリノベーションです

  • 祖母から孫へ 世代を超えて住み継ぐ住まい

    冬は寒く夏は暑いうえに湿気もひどく、とにかく電気代のかかる家でした

  • 祖母から孫へ 世代を超えて住み継ぐ住まい

    縁側は明るいけれど、その先の和室には日が入らず日中でも電灯が必要でした

  • 祖母から孫へ 世代を超えて住み継ぐ住まい

    以前は独立型のDKでしたが、施主様のご希望で広々としたLDKに改修

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    狭くて暗い廊下は今回の改修で広くて明るい洗面脱衣室となりました

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    (左)開口部からの寒さ・暑さで障子が閉めっぱなしに。折角の坪庭も楽しめないでいました
    (右)玄関は湿気が多くカビに困っていました

リノベーション施工中 Process

  • 祖母から孫へ 世代を超えて住み継ぐ住まい

    外壁全体を塗替え、庭木や庭石の撤去など外構も改修を行いました

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    解体後、現場調査に入り構造部の現況を確認。それを元に基礎新設・補強計画をして補強工事を行った

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    合板による補強工事の後、天井・壁・床に断熱材を充填

技術的なポイント Point

木造2階建てのリフォームですが、お施主様の予算やライフスタイルを考慮して、2階は耐震工事のみ。1階も生活の中心となるLDKと水回り、玄関部分に集約。今回手つかずの個室部分は、子どもが成長して部屋が必要になった時や、親と同居するなどさらに家族が増えた時、状況に応じて部分改修ができる余地を残しています。なお、居住スペースの窓はできるだけ小さく計画し、外皮の断熱性能向上やLED照明の使用で省エネルギー化も図っています。
Iw値:0.16→1.15
Ua値:0.46 ※断熱改修部分のみ比較

間取り Plan

リノベーション前

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    施工前1階平面図

  • 祖母から孫へ 世代を超えて住み継ぐ住まい

    施工前2階平面図

リノベーション後

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    1階のみゾーン断熱を行いました
    2階は耐震補強のみ

物件概要

所在地
熊本県熊本市北区
敷地面積
409.02㎡(123.94坪)
延床面積
155.25㎡(47.04坪)
構造
木造在来2階建て
既存建築年
1984年(築41年)
改修竣工年月
2023年07月
省エネ基準地域区分
7地域
改修部分断熱性能
UA値 改修後0.46w/㎡・K
耐震性能
上部構造評点 改修前0.16 ⇒ 改修後1.15
設計
内田智子
施工
株式会社三友工務店

企業紹介

企業名
株式会社三友工務店
Webサイト
https://www.sanyu-k.jp/

グレードとは

性能向上リノベでは、断熱と耐震のそれぞれの現行基準を3段階に分類し、基準を策定。性能向上リノベーションがされた証として、必要なエビデンス情報を登録し、安心・快適な家であるお墨付きの証として「性能向上登録証」を発行しています。これからの時代に選ばれる、安心・快適な家を可視化します。

断熱

ランク UA値 断熱等級
0.46 6
0.60 5
0.87 4
耐熱の説明

耐震

ランク 上部構造評点 耐震等級
1.5以上 3
1.25~1.5
未満
2
1.0~1.25
未満
1
耐震の説明
  • 建物は、自立循環型モデル住宅(在来工法)を対象に、地域区分は、6・7地域(都心部を中心)に策定しています。
  • UA値(外皮平均熱貫流率)とは住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。
  • 上部構造とは壁や柱など家の構造物のこと。上部構造評点とは、震度6強の地震で建物が倒壊しないために必要な力を数値で表した必要耐力(Qr)に対する現状の耐力の割合を表します。
  • 既存木造住宅の上部構造評点1.0、1.25、1.5は、品確法においての耐震等級1、2、3レベルに相当します。