2024年 エントリー作品

最優秀賞

T.O.P (性能向上リノベ)

持ち家リノベーション・リフォーム

耐震+断熱

3,500〜3,800万円

2024年08月

投票数

35 36

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リノベーション後 After

T.O.P (性能向上リノベ)

新装してから、すでに地域の街並みに馴染む木板外壁の住まい。

T.O.P (性能向上リノベ)

家族が集まりやすい、シンプルな配置のLDK。ダイニングと吹抜けの高さのメリハリが空間の広がりを生む。

T.O.P (性能向上リノベ)

増築した一階奥は、将来の主寝室。水回りの近くに配置することで老後の暮らしやすさにも備えている。

T.O.P (性能向上リノベ)

リビングから階段を経て主寝室にもアクセス可能。優しいRは住まい手や設計者の好みが出るところ。

T.O.P (性能向上リノベ)

日射取得も兼ね備えた吹抜け。リビングの窓はAPW430の日射取得型クリアを採用し、遮蔽効果も得られる。

T.O.P (性能向上リノベ)

子ども部屋の壁はエッグペイントでご家族がDIY。「花火が見られる窓を残したい」というご要望に応え、同じ位置に窓を設けている。

リノベーション前 Before

  • T.O.P (性能向上リノベ)

    瓦屋根、モルタル塗壁の外観。南に面した下屋の縁側は減築して日射取得の向上を図った。

  • T.O.P (性能向上リノベ)

    建物東側で軽量鉄骨の平屋と接続しており、混構造であった。

  • T.O.P (性能向上リノベ)

    無断熱で寒さの厳しい在来の浴室。木部の劣化(腐朽)も進行していた。

  • T.O.P (性能向上リノベ)

    低い温熱環境性能に加え、台所やその他の場所では床の不陸も見られた。

  • T.O.P (性能向上リノベ)

    二間続きの和室+縁側+収納、さらに床の間と、和風住宅に多く見られる間取り。

  • T.O.P (性能向上リノベ)

    生活スタイルに合致せず、また使いづらい間取りで有効利用できていなかった二階居室

リノベーション施工中 Process

  • T.O.P (性能向上リノベ)

    既存布基礎に地中梁、スラブコンクリートで補強。既存布基礎部はガードアンカーにてHD、アンカーを設置して引抜力にも対応。

  • T.O.P (性能向上リノベ)

    既存部のコンクリート試験に加え、補強部のコンクリートも適切に品質管理。

  • T.O.P (性能向上リノベ)

    既存垂木(タルキック増し打ち)に12㎜構造用合板にて水平剛性の補強。釘ピッチ、めり込み深さも管理。耐久性向上のため2層屋根へと改修。

  • T.O.P (性能向上リノベ)

    既存部は吹込み天井断熱、可変防湿シート。小屋の点検を可能にするために点検口廻りを煙突状としネオマフォームで補強。欠損がないように納めた。

  • T.O.P (性能向上リノベ)

    床付加断熱(90㎜ 45㎜)とし、気密ラインを貫通する既存の柱は背割れ、貫穴も適宜気密処理を施した。

  • T.O.P (性能向上リノベ)

    お施主様ご家族で塗り壁のDIY(エッグペイント)。一緒につくることで、住まいへの愛着を持っていただく。

間取り Plan

リノベーション前

  • T.O.P (性能向上リノベ)

    冬寒く、夏暑い、昔ながらの日本家屋スタイル。

リノベーション後

  • T.O.P (性能向上リノベ)

    長期的、世代を超えて住まわれるよう、減築も含めて大規模改修を行なった。

物件概要

所在地
静岡県静岡市
敷地面積
220.42㎡(66.79坪)
延床面積
101.09㎡(30.51坪)
構造
木造在来2階建
既存建築年
1983年(築42年)
改修竣工年月
2024年08月
断熱性能
UA値 改修前2.25w/㎡・K⇒改修後0.23w/㎡・K(改修前の9.7倍に向上)
耐震性能
上部構造評点 改修前0.21 ⇒ 改修後1.55

企業紹介

企業名
『みらつぐの会』CAC建築工房 ㈱大藤建設
Webサイト
https://cac-kenchiku.com/

グレードとは

性能向上リノベでは、断熱と耐震のそれぞれの現行基準を3段階に分類し、基準を策定。性能向上リノベーションがされた証として、必要なエビデンス情報を登録し、安心・快適な家であるお墨付きの証として「性能向上登録証」を発行しています。これからの時代に選ばれる、安心・快適な家を可視化します。

断熱

ランク UA値 断熱等級
0.46 6
0.60 5
0.87 4
耐熱の説明

耐震

ランク 上部構造評点 耐震等級
1.5以上 3
1.25~1.5
未満
2
1.0~1.25
未満
1
耐震の説明
  • 建物は、自立循環型モデル住宅(在来工法)を対象に、地域区分は、6・7地域(都心部を中心)に策定しています。
  • UA値(外皮平均熱貫流率)とは住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。
  • 上部構造とは壁や柱など家の構造物のこと。上部構造評点とは、震度6強の地震で建物が倒壊しないために必要な力を数値で表した必要耐力(Qr)に対する現状の耐力の割合を表します。
  • 既存木造住宅の上部構造評点1.0、1.25、1.5は、品確法においての耐震等級1、2、3レベルに相当します。