四世帯が近住する、茶畑を望む住まい 

持ち家リノベーション・リフォーム

耐震+断熱

3,500〜4,000万円

2024年03月

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リノベーション後 After

四世帯が近住する、茶畑を望む住まい 

典型的な母屋と脇屋の配置。四世帯で暮らす住まいとして視線の方向には配慮をしました。小世帯のリビングからは母屋の気配はありません。家族が近くに住む暮らしを形にできました。

四世帯が近住する、茶畑を望む住まい 

家の目の前には祖父母が管理する畑があります。お子様がもう少し大きくなったら、畑仕事を一緒に楽しみたいと考えているそうです。

四世帯が近住する、茶畑を望む住まい 

建具は引き戸を多用し、空間がつながる間取りを採用しました。リビング内に書斎コーナーも設置。奥には客間として使える和室もあります。

四世帯が近住する、茶畑を望む住まい 

アイランドキッチンは造作。夫婦で並んで作業ができる広さです。

四世帯が近住する、茶畑を望む住まい 

ダイニングと繋がる屋根のあるウッドデッキ。朝食を外で食べるのがお子様のお気に入りになっているそうです。

四世帯が近住する、茶畑を望む住まい 

大きな吹抜けに、大きなFIX窓。遠く太平洋まで地域の風景が見渡せます。

リノベーション前 Before

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    車庫も併設していましたが、解体しました。

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    屋根は瓦でしっかりしており、太陽光パネルものっていたので、そのまま利用しています。

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    おじいさんの山の木が使われた農業用倉庫兼住宅内部です。大きな梁が使われています。

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    使われていない住居2階部分の様子です。構造材に痛みもなく、良好な状態です。

リノベーション施工中 Process

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    外壁内装後、解体後、構造材を細かくチェックし、必要な補強を行いました。工事の着工前と完成時に微動探査を実施しました。(改修前0.71秒▶改修後0.15秒)確実に耐震性が上がっていることを確認しました。

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    既存基礎の鉄筋コンクリートの圧縮強度試験も行いました。十分な強度を保っているため、外周基礎はそのまま活用し、地震力を分散して支えるように構造を検討しました。

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    断熱補強工事(外壁付加断熱) ネオマフォーム t50

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    断熱補強工事(壁充填断熱) アクリアウール16k t105

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    断熱補強工事(屋根充填断熱) 吹き込みグラスウール22k t220

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    竣工後、Nさん自身で床の塗装に挑戦しました。施主自ら参加することで、自身の住まいに愛着を持ってもらいます。

技術的なポイント Point

・基礎のコア抜きをし、圧縮試験、中性化試験にて耐力を確認し、構造検討、耐震補強を行いました。
・常時微動探査で、工事完成時の耐震性を確認しました。
・充填断熱、基礎断熱に加え、外壁付加断熱を行い、断熱性能を上げました。
・すべての開口部を一新し、YKKの樹脂サッシ(APW)にて施工しました。

間取り Plan

リノベーション前

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    老朽化の激しい車庫部分は撤去しました。

リノベーション後

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    日当たり、眺望の良い南側に居間を配置。母屋との関係性にも考慮した。耐震性とのバランスを熟考しました。

物件概要

所在地
静岡県牧之原市東萩間
敷地面積
250.13㎡(75.66坪)
延床面積
127.53㎡(38.58坪)
構造
木造
既存建築年
1997年(築28年)
改修竣工年月
2024年03月
省エネ基準地域区分
6地域
断熱性能
UA値 改修前2.92w/㎡・K⇒改修後0.29w/㎡・K(改修前の10倍に向上)
耐震性能
上部構造評点 改修前0.46 ⇒ 改修後1.31

企業紹介

企業名
有限会社エフ・ベース
Webサイト
https://fbase.jp/
コメント

多くの人が住まいを新築したり、リノベーションをしたりする理由は、「暮らしをより良いものにしたい」という気持ちからではないでしょうか。

耐震性や断熱性能は基本中の基本。災害や自然の脅威から守られる安心が第一です。

更にエフ・ベースでは、“住む”ことが“健康”につながるような暮らしを目指しています。
それを「DWELLNESS(ドゥエルネス)」と呼ぶことにしました。

暮らしの営みの中には様々な「作業」があります。

「掃除」「洗濯」を始めとして、ライフスタイルによって様々ですが、「庭のお手入れ」「畑仕事」「D I Y」「自転車の整備」など。
中には「薪割り」なんていう人もいるでしょう。

そんな日々の作業で楽しみながら身体を動かすことや、自然を感じたり、会話を愉しんだり、趣味に没頭したりといった、リラックスした時間を持つことによって、心身の健康に繋げていくような暮らし方をご提案しています。

グレードとは

性能向上リノベでは、断熱と耐震のそれぞれの現行基準を3段階に分類し、基準を策定。性能向上リノベーションがされた証として、必要なエビデンス情報を登録し、安心・快適な家であるお墨付きの証として「性能向上登録証」を発行しています。これからの時代に選ばれる、安心・快適な家を可視化します。

断熱

ランク UA値 断熱等級
0.46 6
0.60 5
0.87 4
耐熱の説明

耐震

ランク 上部構造評点 耐震等級
1.5以上 3
1.25~1.5
未満
2
1.0~1.25
未満
1
耐震の説明
  • 建物は、自立循環型モデル住宅(在来工法)を対象に、地域区分は、6・7地域(都心部を中心)に策定しています。
  • UA値(外皮平均熱貫流率)とは住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。
  • 上部構造とは壁や柱など家の構造物のこと。上部構造評点とは、震度6強の地震で建物が倒壊しないために必要な力を数値で表した必要耐力(Qr)に対する現状の耐力の割合を表します。
  • 既存木造住宅の上部構造評点1.0、1.25、1.5は、品確法においての耐震等級1、2、3レベルに相当します。