特別賞

一つ屋根の下で暮らす <3世帯が家族になっていく同居リノベーション>

持ち家リノベーション・リフォーム

耐震

2,000〜2,500万円

2022年06月

仲の良い妹様・その娘様家族「3世帯」で一緒に暮らし新しい家族のかたちを創っていくリノベーションです。個室が多く家族で集う空間がないことを心配していた施主様。2階を共有スペースに。1階を姉妹で3階は娘様世帯が使用する3階建てを生かした共有と個の効果的な間取り変更を計画。1階は玄関の位置を中央に移動したことで姉妹の個室を離しプライバシ―を高め、お子様との同居もあり、玄関には手洗い・コートハンガー、シューズクロークを設置し機能性をアップ。2階の共有スペースは、間仕切りを無くし素材の違いで空間分け、漆喰・無垢材を使用したナチュラルで落ち着きのある空間に。3階は将来、お子様に個室が必要になっても又家族が増えても対応できるように部屋を仕切れる配慮をしています。改修後は、弊社での相談会などで、それぞれ仕事や子育てがある中でも自然と2階に集まって過ごしているとリノベーションの快適さをお話してくださるほど、とても喜んでくださっています。

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リノベーション後 After

一つ屋根の下で暮らす                                            <3世帯が家族になっていく同居リノベーション>

耐震に必要な構造柱と「キッチン&ダイニング」を一体型にデザイン。天井は天然木で一段低く、床も素材を切り替えて圧迫感なく空間を間仕切りながら自然と家族が集える居心地をつくりました。通り抜け可能な回遊同線は、混雑を解消し限られた空間を有効活用!皆で料理を楽しんだり家事を分担したり3世帯のコミュニケーションが生まれます。

一つ屋根の下で暮らす                                            <3世帯が家族になっていく同居リノベーション>

横長窓であえて壁面を増やしてスペースと落ち着きの演出。木製窓台は飾り棚としても活用。家族にとって同居の大きなメリットは子育てを家族で見守ること。見通しと風通しの良い明るいLDKで安心して子育てができます。

一つ屋根の下で暮らす                                            <3世帯が家族になっていく同居リノベーション>

漆喰ならではの造形アーチをくぐると手洗いとトイレスペース。あえて扉を設けず空間の奥行きを利用した設えに。縦に長い可動棚がついたTVボードを造作。

一つ屋根の下で暮らす                                            <3世帯が家族になっていく同居リノベーション>

アーチの奥には、お施主様憧れのアンティーク家具のような洗面台を造作。(右画像)
両開きの白の扉を開けると仏壇専用スペース。扉を閉めてしまえば、中に仏壇が収納されていることは全くわからず、来客時にも便利です。
また、扉は垂直に収納できるため、普段は開けたままにすることもできます。

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玄関を中央に移動したことで、親世代の2つの個室を離し、プライバシーを高めています。漆喰に包まれた玄関には、扉を設けない大容量のシューズクロークと手洗い、ハンガーパイプを設けて機能性もアップ。

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個室はそれぞれ好みの内装で個性を楽しみながら、限られた面積の個のスペースを有効に収納できるよう全開するクローゼットを各個室に設えました。

リノベーション前 Before

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    家の端に位置する玄関。下駄箱の収納は多いが、扉付きで小さいお子様には使いにくい。

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    閉鎖的なキッチン。みんなで楽しみながら料理をしたい!

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    配膳窓のある4畳半の茶の間が唯一、家族の集える空間。奥の6帖の和室は、壁で仕切られ使いにくい。幅広の廊下も有効活用できず、物置スペースとなりがちに。

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    3階の個室は収納が小さく自由度が低い。
    もっと明るい部屋にしたい!

リノベーション施工中 Process

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    特に耐震補強では、一階の耐力壁新設部分 に基礎新設。

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    耐力壁、柱新設箇所には、ホゾ金物を使用。

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    川の字打ちをすることで耐力を満たししながら上部に配管スペースを設ける等、施工性に配慮した耐震補強工事。

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    天井・壁・床にも断熱処理。

間取り Plan

リノベーション前

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    築25年の木造一戸建てに三世帯(お姉様・妹様・その娘様ご家族)で暮らすことになったご一家。しかし老朽化してきたお家は耐震検査で評定0.67という倒壊の可能性ありの不安な判定。その間取りは小さく区切られ、家族が集う場所もなく、せっかく仲の良い三世帯での同居にも夢が拡がりません。家族みんなが楽しくこことよく暮らせるお家にしたい!

リノベーション後

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    ストレスなく一つ屋根の下で暮らせるよう、各世帯のプライバシーを確保しながら、同居によって生まれる楽しさ・安心感・家事や育児の協力など、家族みんなの時間を大切にできる家へ!耐震補強も施し、3階建てならではの「共有スペース」と「個のスペース」を巧みに配置。

物件概要

所在地
大阪府茨木市
敷地面積
64㎡(19.36坪)
延床面積
117.61㎡(35.58坪)
構造
木造在来3階建て
既存建築年
25年(築1999年)
改修竣工年月
2022年06月
省エネ基準地域区分
6地域
耐震性能
上部構造評点:改修前0.67 ⇒ 改修後1.56

企業紹介

企業名
株式会社河原工房
Webサイト
https://kawaharakobo.co.jp
コメント

創業1985年。デザイン・耐震・メンテナンスを柱として、大切なお家のリノベーションをプランナーの提案を交え、丁寧なヒアリングでお客様の“想いをかたちに”していきます。自然素材にデザイン性をプラスさせた空間演出。「時間が作り出す美しさ」をカタチにしたアンティークリノベーション 。そして古民家再生等の確かな知識と技術を屈指した特殊リノベーションを得意としています。また耐震性能、構造体などの専門知識を持つアドバイザーによるプランニングもお任せください。

グレードとは

性能向上リノベでは、断熱と耐震のそれぞれの現行基準を3段階に分類し、基準を策定。性能向上リノベーションがされた証として、必要なエビデンス情報を登録し、安心・快適な家であるお墨付きの証として「性能向上登録証」を発行しています。これからの時代に選ばれる、安心・快適な家を可視化します。

断熱

ランク UA値 断熱等級
0.46 6
0.60 5
0.87 4
耐熱の説明

耐震

ランク 上部構造評点 耐震等級
1.5以上 3
1.25~1.5
未満
2
1.0~1.25
未満
1
耐震の説明
  • 建物は、自立循環型モデル住宅(在来工法)を対象に、地域区分は、6・7地域(都心部を中心)に策定しています。
  • UA値(外皮平均熱貫流率)とは住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。
  • 上部構造とは壁や柱など家の構造物のこと。上部構造評点とは、震度6強の地震で建物が倒壊しないために必要な力を数値で表した必要耐力(Qr)に対する現状の耐力の割合を表します。
  • 既存木造住宅の上部構造評点1.0、1.25、1.5は、品確法においての耐震等級1、2、3レベルに相当します。