隠れた梁を表舞台へ

持ち家リノベーション・リフォーム

耐震+断熱

2,000〜2,200万円

2023年10月

  • 断熱

    等級5

  • 耐震

    上部構造評点1.33

築45年の2階建て木造住宅のリノベーション工事。施主のお父様が建てられて思い入れのある家を改修を計画。ただキッチン等が北面に一番良い部屋があまり使われていないなど間取りに対して不満が多かった。天井裏を調査していると太い梁などが使われていたため思い切って梁を見せるデザインとし、LDKも一番良い部分に移動した。

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リノベーション後 After

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既存であった欄間は再利用して簡易間仕切として使用。筋交いもあえて壁を作らないようにして、部屋が狭く見えないように配慮した。

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LDKの一部に畳コーナー作成。お孫さんが来てもここで遊ぶことができるし、仏間としての機能も果たせる。

隠れた梁を表舞台へ

隠れていた梁を塗装して表しにしたことにより、施主もとても大喜びだった。

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キッチンは対面式とした。敷地前の景色が良かったため、料理をしながらでも風景を楽しめる。

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通気胴縁工法で外壁を全面張替えを実施。一部ベランダを希望されていたので構造を変更しながらベランダを作成。

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一部格子を取り付けてアクセントとした。

リノベーション前 Before

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    築45年の住宅。断熱材もなく耐震性も全くなかった。間取りも昔ながらの間取り。

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    ダイニングキッチンは北側にあり、昼間でも照明が必要だった。

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    一番いい場所にあった和室だが、荷物置き場になっていた。

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    4.5帖の南側の洋室で主にここで過ごされていた。

リノベーション施工中 Process

  • 隠れた梁を表舞台へ

    和室の天井裏には施主も知らなかった大きな梁材が隠れていた。天井を上げて梁を化粧にすることで広々としたLDKを作ることができた。

  • 隠れた梁を表舞台へ

    耐震性を確保するため要所で基礎を増し打ちし、耐震性を確保した。

  • 隠れた梁を表舞台へ

    腐食した柱の取替や筋交い等の補強を行い、躯体の増強を行った。

  • 隠れた梁を表舞台へ

    断熱材をすべてに入れて断熱性能を確保。天井が高いがエアコンの効きもよく、省エネにつながっている。

  • 隠れた梁を表舞台へ

    雨漏りしていた屋根も下地から全面葺き替えを実施。長持ちする陶器瓦で葺き替えた。

間取り Plan

リノベーション前

  • 隠れた梁を表舞台へ

    リビングとDKが別部屋で断熱性もなく、また北側で暗く昼間でも電気が必要だった。東側和室は日当たりもよかったが全く使用していない部屋になっていた。

リノベーション後

  • 隠れた梁を表舞台へ

    全体的に間取りを大きく変更し、日当たりのよいLDKへ変更。仏間も必要だったことから一部畳のコーナーを作成した。LDKについては梁材を化粧として見せる形とした。

物件概要

所在地
宮崎県延岡市
延床面積
125.6㎡(37.99坪)
構造
木造在来軸組2階建て
既存建築年
1978年(築46年)
改修竣工年月
2023年10月
省エネ基準地域区分
7地域
断熱性能
UA値:改修前3.26w/㎡・K ⇒ 改修後0.6w/㎡・K(改修前の5倍に向上)
耐震性能
上部構造評点:改修前0.45 ⇒ 改修後1.33

企業紹介

企業名
株式会社 中仙
Webサイト
https://www.nakasen-renovation.com

グレードとは

性能向上リノベでは、断熱と耐震のそれぞれの現行基準を3段階に分類し、基準を策定。性能向上リノベーションがされた証として、必要なエビデンス情報を登録し、安心・快適な家であるお墨付きの証として「性能向上登録証」を発行しています。これからの時代に選ばれる、安心・快適な家を可視化します。

断熱

ランク UA値 断熱等級
0.46 6
0.60 5
0.87 4
耐熱の説明

耐震

ランク 上部構造評点 耐震等級
1.5以上 3
1.25~1.5
未満
2
1.0~1.25
未満
1
耐震の説明
  • 建物は、自立循環型モデル住宅(在来工法)を対象に、地域区分は、6・7地域(都心部を中心)に策定しています。
  • UA値(外皮平均熱貫流率)とは住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。
  • 上部構造とは壁や柱など家の構造物のこと。上部構造評点とは、震度6強の地震で建物が倒壊しないために必要な力を数値で表した必要耐力(Qr)に対する現状の耐力の割合を表します。
  • 既存木造住宅の上部構造評点1.0、1.25、1.5は、品確法においての耐震等級1、2、3レベルに相当します。