特別賞

外国人が故郷を懐かしむ風の家

中古物件購入+リノベーション

耐震+断熱

2,000〜2,600万円

2023年07月

  • 断熱

    等級5

  • 耐震

    上部構造評点1.3

外国人の方が日本の家を購入し、故郷を懐かしく思って日本建築と外国の仕様を織り交ぜた内装をテーマとし、新しいものや古いものを生まれ変わらせる形で内装を行った。間取りについてはプライバシーを確保しつつ、お互いの存在が把握できるようLDKを中心とした間取り変更を行った。

投票数

5 6

投票受付終了

リノベーション後 After

外国人が故郷を懐かしむ風の家

LDKを中心とした間取りに変更。もともとの和室部分は欄間等はおしゃれだったためそのまま再利用。襖も柄をいろいろと考えお気に入りの襖柄を選択した。

外国人が故郷を懐かしむ風の家

別現場で使用していた欄間をテレビ上部の窓内部に取付。ガラスで挟み込み掃除もラクにできるよう配慮した。

外国人が故郷を懐かしむ風の家

玄関ホールのドアは引き分け戸を制作し、中央部分と上部には施主がお気に入りで購入した中古のステンドグラスを組み込んだ。

外国人が故郷を懐かしむ風の家

配置や照明等もこだわり、新しすぎず古すぎずにならないように配慮した。

外国人が故郷を懐かしむ風の家

ドアは基本的に再利用。ステンドグラスも組み込んだ和洋折衷で施主お気に入りのスペース。

外国人が故郷を懐かしむ風の家

テーマに沿った内容で外壁材と塗り壁材は検討を重ね、シミュレーションしながら色の選定を行った。

リノベーション前 Before

  • 外国人が故郷を懐かしむ風の家

    昔ながらのデザインだが、反り屋根や梁等も太く立派な造りをしていた。基礎等の状態もよくリノベーションに向いていた。

  • 外国人が故郷を懐かしむ風の家

    LDKが南北に長く、キッチン部分はどうしても暗く、寒かった。間仕切り扉はもったいなかったため別の場所で再利用する計画を行った。

  • 外国人が故郷を懐かしむ風の家

    一番良い場所にある和室はきれいにされているがほとんど使われていなかった。状態は良く、欄間など面白いデザインのものも多数あったことから再利用し、新しい部分もそのデザインに合わせた。

  • 外国人が故郷を懐かしむ風の家

    北側にあったトイレ。とても暗い雰囲気。

リノベーション施工中 Process

  • 外国人が故郷を懐かしむ風の家

    解体してみると躯体の状態はとてもよく梁等もタイコ梁を使用していて全く問題ない状態だった。

  • 外国人が故郷を懐かしむ風の家

    ウレタン吹付断熱材で家全体の断熱性を図った。

  • 外国人が故郷を懐かしむ風の家

    中古のステンドグラスやお気に入りの照明などを使って、施主様のお気に入りだけを使った内装デザインとした・

間取り Plan

リノベーション前

  • 外国人が故郷を懐かしむ風の家

    キッチンや廊下部分が暗く、また一番日当たりのよい東側和室はほどんど使われていない。断熱材も50mmのものが天井面にあるだけで断熱性能はほぼない状態。部屋は広かったが使われていない部屋もあった。

リノベーション後

  • 外国人が故郷を懐かしむ風の家

    LDKを中心とした間取りで機能性や耐震性、断熱性を新築並みに確保。昔ながらのデザインや建具など再利用できるものは再利用し、和洋折衷になるよう織り交ぜた施主が気に入ったものを中心として全体のデザイン等を行った。

物件概要

所在地
宮崎県延岡市
敷地面積
559.73㎡(169.31坪)
延床面積
123.21㎡(37.27坪)
構造
木造在来軸組平屋建て
既存建築年
1989年(築35年)
改修竣工年月
2023年07月
省エネ基準地域区分
7地域
断熱性能
UA値:改修前2w/㎡・K ⇒ 改修後0.58w/㎡・K(改修前の4倍に向上)
耐震性能
上部構造評点:改修前0.8 ⇒ 改修後1.3

企業紹介

企業名
株式会社 中仙
Webサイト
https://www.nakasen-renovation.com

グレードとは

性能向上リノベでは、断熱と耐震のそれぞれの現行基準を3段階に分類し、基準を策定。性能向上リノベーションがされた証として、必要なエビデンス情報を登録し、安心・快適な家であるお墨付きの証として「性能向上登録証」を発行しています。これからの時代に選ばれる、安心・快適な家を可視化します。

断熱

ランク UA値 断熱等級
0.46 6
0.60 5
0.87 4
耐熱の説明

耐震

ランク 上部構造評点 耐震等級
1.5以上 3
1.25~1.5
未満
2
1.0~1.25
未満
1
耐震の説明
  • 建物は、自立循環型モデル住宅(在来工法)を対象に、地域区分は、6・7地域(都心部を中心)に策定しています。
  • UA値(外皮平均熱貫流率)とは住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。
  • 上部構造とは壁や柱など家の構造物のこと。上部構造評点とは、震度6強の地震で建物が倒壊しないために必要な力を数値で表した必要耐力(Qr)に対する現状の耐力の割合を表します。
  • 既存木造住宅の上部構造評点1.0、1.25、1.5は、品確法においての耐震等級1、2、3レベルに相当します。