2023年 エントリー作品

30年後の家族へプレゼント

中古物件購入+リノベーション

耐震+断熱

2,500万円

2022年09月

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リノベーション後 After

30年後の家族へプレゼント

広いLDKで家族のびのびと生活できている。

30年後の家族へプレゼント

既存の外観を損ねないため、和風のガルバリウムサイディングを採用した。

30年後の家族へプレゼント

右奥玄関上に14畳用のエアコンを設置。冬はこの1台(常時260w程度で運用。全館22±2℃くらいで運用している。動線の先にサッシを設け、行き止まり感を解消し奥行きを出している。

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テレビボード兼耐力壁。基礎を新設し、右側の梁の荷重を受けている。

30年後の家族へプレゼント

屋外と屋内の連続する天井はウエスタンレッドシダー
LDKをより広く見せるためキッチン側から見て天井と床が連続するよう計画した。

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壁ー天井へ連続するアーチ。照明計画をうまくすれば、もう少し演出を良くできたかも?

リノベーション前 Before

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    S39年築部分、雨漏りが一部あったが全体として健全。床下も乾燥していた。

  • 30年後の家族へプレゼント

    引受時は物量が多く足の踏み場が無いほどだった。

  • 30年後の家族へプレゼント

    外観の状態は良いと感じる。なるべく既存の開口部の位置に再度開口部を設けるようにした。

  • 30年後の家族へプレゼント

    旧ダイニングキッチン。北西の日の入らない位置に計画されていた。

  • 30年後の家族へプレゼント

    正面の柱部分に多くの荷重がかかっていた。
    この部分は、梁、基礎とも強化する位置。

  • 30年後の家族へプレゼント

    2階部分。物が多く散乱しており、事前調査はまともには行えなかった。

リノベーション施工中 Process

  • 30年後の家族へプレゼント

    解体後荒床施工完了。増築部分は4寸角の柱も多く使われていた。

  • 30年後の家族へプレゼント

    付加断熱として、ネオマフォーム45mmを施工した。

  • 30年後の家族へプレゼント

    耐力壁はニチハの「あんしん」を使用した。

  • 30年後の家族へプレゼント

    床はGW105mm、合板12mm、カネライト60mmとダブル断熱にしてある。

  • 30年後の家族へプレゼント

    鉄骨梁が使用されており、ヒートブリッジが心配だったため、絡む部分は屋根断熱とし、下屋から2階へ断熱を連続させた。

  • 30年後の家族へプレゼント

    解体直後。床は乾燥しており、軸組の痛みは多くは見られなかった。

間取り Plan

リノベーション前

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    階段より右が昭和39年築、右が平成8年増築。屋根はその際に下地ごと葺き替えられた

リノベーション後

  • 30年後の家族へプレゼント

    柱はなるべく抜かず配置計画を行った。コスト上の理由と瓦、下地が健全であったことから、屋根にはパネルは乗せず、カーポートに乗せた。

物件概要

所在地
新潟県新潟市東区
敷地面積
195㎡(59坪)
延床面積
121.73㎡(37坪)
構造
木造
既存建築年
1964年(築60年)
改修竣工年月
2022年09月
断熱性能
UA値 改修後0.23w/㎡・K
耐震性能
上部構造評点 改修前0.24 ⇒ 改修後1.50
設計
平田未来
施工
株式会社まごころ本舗

企業紹介

企業名
株式会社 まごころ本舗

グレードとは

性能向上リノベでは、断熱と耐震のそれぞれの現行基準を3段階に分類し、基準を策定。性能向上リノベーションがされた証として、必要なエビデンス情報を登録し、安心・快適な家であるお墨付きの証として「性能向上登録証」を発行しています。これからの時代に選ばれる、安心・快適な家を可視化します。

断熱

ランク UA値 断熱等級
0.46 6
0.60 5
0.87 4
耐熱の説明

耐震

ランク 上部構造評点 耐震等級
1.5以上 3
1.25~1.5
未満
2
1.0~1.25
未満
1
耐震の説明
  • 建物は、自立循環型モデル住宅(在来工法)を対象に、地域区分は、6・7地域(都心部を中心)に策定しています。
  • UA値(外皮平均熱貫流率)とは住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。
  • 上部構造とは壁や柱など家の構造物のこと。上部構造評点とは、震度6強の地震で建物が倒壊しないために必要な力を数値で表した必要耐力(Qr)に対する現状の耐力の割合を表します。
  • 既存木造住宅の上部構造評点1.0、1.25、1.5は、品確法においての耐震等級1、2、3レベルに相当します。