特別賞

娘を育てた父から、息子を育てる父へ

中古物件購入+リノベーション

ゾーン断熱+耐震

2,000万円

2023年08月

  • ゾーン断熱

  • 耐震

    上部構造評点1.10

【売主・買主(施主)のご要望】
■売主の要望
・築39年、家族で培ったたくさんの思い出が詰まった家を売却することにした。

・理由は娘さんの結婚と定年退職、そして親の介護。

・東日本大震災を含め4回以上の大地震に耐えた家だが、老朽化が進んでいたため、家を解体して売るしか方法は無いだろうと思っていた。

・覚悟をしたつもりでしたが、 自分の家が解体される様子だけは絶対に見たくない 、私たちが東京へ引っ越した後に解体することが売却の条件。

■買主に要望
・賃貸暮らしでしたので、うるさくしないようにと気をつかっていた。

・一戸建て住宅で息子にのびのびと走り回って、ぜひ喜んでもらいたい

・予算に限りがある中で、家を買うことができるのか不安だった。

・水廻りの動線はスムーズにしたい。

・SNSで良く見るような、おしゃれですてきな、でも落ち着く雰囲気の自宅にしたい


【プラン決定のポイントと工夫】
・家事動作がスムーズに行えるよう回遊動線として計画

・玄関の位置を変えることで、階段をそのままに理想の間取りを実現

・採光とおしゃれな雰囲気にするよう、『窓のサイズと型式でリズム感』を演出

・長期優良住宅化リフォーム推進事業活用で補助金、税制優遇を受ける


【施主様ご感想】
・「引っ越し業者さんが、リノベーションした家だって最後まで気づかなかったのが嬉しくもあり、驚きましたね。
帰る時に新築じゃなくてリノベーションした中古だよって言ったらとても驚いていましたよ。」

・「息子が家の中を楽しそうに走り回っているのが、嬉しいですね。アパート暮らしの時には叱ってばかりでしたから。」

・「Oさん(売主)は仙台に来ないんですかね?ぜひリノベーションしたこの家を見てもらいたいですね。」

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リノベーション後 After

娘を育てた父から、息子を育てる父へ

南面一体に配置したLDKでは、キッチンからリビングで遊ぶ息子様の姿まで見渡すことができます。

娘を育てた父から、息子を育てる父へ

リビングドアは奥様こだわりのポイント。家族の帰りをガラス越しに気づくことが出来ます。
また、近くに配置された断熱ドアベナートと調和のとれたデザインとなりました。

娘を育てた父から、息子を育てる父へ

LDKを南面一体に広く配置しましたが、開口部を断熱窓APW330にしたことによりリビングの暖かさを逃すことなく部屋全体に伝えることができました。

娘を育てた父から、息子を育てる父へ

玄関横にはシュークロークを計画。息子様の自転車から、雨天時の家族のコートまで収納力は抜群!

娘を育てた父から、息子を育てる父へ

外観と調和のとれた断熱ドアを選定し、サッシとリズムのとれた配置としました。

娘を育てた父から、息子を育てる父へ

外観を大きく変えることなく、シックでモダンな雰囲気となりました。

リノベーション前 Before

  • 娘を育てた父から、息子を育てる父へ

    南北に続くLDK。キッチンに立つお母さんの姿はいつも背中姿でした。

  • 娘を育てた父から、息子を育てる父へ

    南面に配置された日の光当たる和室は物置となっていました。

  • 娘を育てた父から、息子を育てる父へ

    娘さんの成長と共に歩んできたご自宅。各お部屋が思い出でいっぱいです。

  • 娘を育てた父から、息子を育てる父へ

    Oさんのこれまでの想いが詰まった、大切な自宅。ただ壊してしまうのではなく、想いを受け継いだ新しい生活へバトン繋いでいきます。

リノベーション施工中 Process

  • 娘を育てた父から、息子を育てる父へ

    APW330により気密性・断熱性を確保。キッチンに立つ奥様も、窓からの冷気を感じることなく作業をすることができます。

  • 娘を育てた父から、息子を育てる父へ

    玄関位置を思い切って変更。
    既存の和室部屋と続けることにより、南面に配置されたLDKを計画しました。

間取り Plan

リノベーション前

  • 娘を育てた父から、息子を育てる父へ

    建物中央に玄関が計画された、昔ながらの間取り。
    南東に配置された和室は部屋として誰も利用することが無くなってしましました。

リノベーション後

  • 娘を育てた父から、息子を育てる父へ

    玄関位置を大きく変更することにより、南面一体をLDKへ変更。また、水廻り⇔LDKを回遊動線とすることにより、家事動線を短縮する計画としました。

物件概要

所在地
宮城県仙台市
敷地面積
208.44㎡(62.97坪)
延床面積
99.92㎡(30.18坪)
構造
木造在来2階建
既存建築年
1983年(築41年)
改修竣工年月
2023年08月
省エネ基準地域区分
5地域
断熱性能
UA値:改修前1.37w/㎡・K ⇒ 改修後0.28w/㎡・K(改修前の4.89倍に向上)
耐震性能
上部構造評点:改修前0.10 ⇒ 改修後1.10
設計
村上 佳穂

企業紹介

企業名
株式会社スイコー
Webサイト
https://suikoo.co.jp/

グレードとは

性能向上リノベでは、断熱と耐震のそれぞれの現行基準を3段階に分類し、基準を策定。性能向上リノベーションがされた証として、必要なエビデンス情報を登録し、安心・快適な家であるお墨付きの証として「性能向上登録証」を発行しています。これからの時代に選ばれる、安心・快適な家を可視化します。

断熱

ランク UA値 断熱等級
0.46 6
0.60 5
0.87 4
耐熱の説明

耐震

ランク 上部構造評点 耐震等級
1.5以上 3
1.25~1.5
未満
2
1.0~1.25
未満
1
耐震の説明
  • 建物は、自立循環型モデル住宅(在来工法)を対象に、地域区分は、6・7地域(都心部を中心)に策定しています。
  • UA値(外皮平均熱貫流率)とは住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。
  • 上部構造とは壁や柱など家の構造物のこと。上部構造評点とは、震度6強の地震で建物が倒壊しないために必要な力を数値で表した必要耐力(Qr)に対する現状の耐力の割合を表します。
  • 既存木造住宅の上部構造評点1.0、1.25、1.5は、品確法においての耐震等級1、2、3レベルに相当します。