ノミネート

買取再販+長期優良住宅化リノベーション「葉山の家」

リノベーション済み物件

耐震+断熱

2,500〜3,000万円

2023年05月

  • 断熱

    等級6

  • 耐震

    上部構造評点1.33

弊社は、自社で中古住宅を買い取り、建築士・工務店にともに性能向上リノベーションを施したあと、再び不動産市場で分譲する不動産事業者です。

本物件は、「古家付き土地」として販売されていた物件を買い取り、築48年の建物を蘇らせて再販したプロジェクトです。高度成長期に開発造成された住宅地は駅から遠く不便な立地が多いため、今では空き地・空き家の温床となっています。しかしながら、この時期に建てられた住宅は床面積が広くてカタチが整っているものが多いのも特徴で、本物件も大屋根が魅力的で街並みのシンボリックな存在でした。

保養地として名高い「葉山」というロケーションを活かして、シニア世代のご夫婦がセカンドライフを楽しみ、休日には子世帯とお孫さんが泊まりに来ることを想定したプランニングを行ないました。既存の間取りは居間と和室が中心となっており、居室や水廻りは狭く使いづらいものでしたので、1階はLDKと水廻りをゆったりと配置し、2階はプライベート空間に。リビングと南庭をつなげる中間領域としてウッドデッキを設け、2階には山々と空を望みながらも周囲からの目線を遮るデッキバルコニーとしました。

■長期優良住宅と素材の選定
葉山町で初となる、増改築の長期優良住宅認定を取得。
築48年経った「古家」を、これから更に50年使い続けられるようにという思いを込めて、長期優良住宅基準を備えたリノベーション住宅にアップデートしました。そのためには長寿命な素材を用いることが欠かせないため、外壁・床材・建具の素材選びとメンテナンス方法にこだわりました。

■断熱性能
神奈川県の相模湾沿岸エリアは温暖な気候で知られており、断熱に対する意識はあまり高くありません。しかし冬季の放射冷却効果もあり寒暖差が大きく、夏は日射量が多いため、バランス良い性能を求めUa値0.46・ηAC値1.6の断熱性能としました。

■耐震性能
雁行型の建物形状、スキップフロアの既存構造を踏まえ、上部構造評点1.5を目指して耐震補強計画を検討しましたが、基礎新設範囲と軸組み補強の範囲があまりにも多いため、コストバランスと補強計画を見直した結果、上部構造評点1.33となりました。

■性能値
長期優良住宅認定取得(増改築)
断熱性能:Ua値 0.46 / ηAC値 1.6
耐震性能:上部構造評点 1.33
気密性能:C値 0.9
一次エネルギー消費量:BEI 0.74

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リノベーション後 After

買取再販+長期優良住宅化リノベーション「葉山の家」

建物正面から。外壁は杉板張りにオスモ塗装仕上げ。玄関位置を変えてカースペース2台分に。

買取再販+長期優良住宅化リノベーション「葉山の家」

既存居間部分をリビングに。南側に3尺幅のハイサッシと耐力壁を組み合わせて、耐震補強と採光を両立。

買取再販+長期優良住宅化リノベーション「葉山の家」

既存和室をダイニングスペースに。屋根勾配に仕上げて既存の梁を現わし、新旧を織り交ぜた空間に。

買取再販+長期優良住宅化リノベーション「葉山の家」

雁行型の構造を活かした中間領域。リビングとダイニングを外でつなげる屋久島地杉ウッドデッキ。

買取再販+長期優良住宅化リノベーション「葉山の家」

2階洋室とバルコニー。建具は工務店による造作。

買取再販+長期優良住宅化リノベーション「葉山の家」

2階からの眺望を最大限に活かすデッキバルコニー。耐震性を考慮し、躯体から切り離した別構造で施工。

リノベーション前 Before

  • 買取再販+長期優良住宅化リノベーション「葉山の家」

    既存外観。シンボリックで印象的な大屋根の木造2階建。

  • 買取再販+長期優良住宅化リノベーション「葉山の家」

    1階居間部分。南側(写真左側)が全面開口で明るく開放的なつくり。

  • 買取再販+長期優良住宅化リノベーション「葉山の家」

    1階和室部分。南庭(写真奥側)に向いた純和室と広縁。

  • 買取再販+長期優良住宅化リノベーション「葉山の家」

    既存台所。北道路に面して閉鎖的な勝手口と台所。

  • 買取再販+長期優良住宅化リノベーション「葉山の家」

    既存階段部分。当初からスキップフロアのつくり。

  • 買取再販+長期優良住宅化リノベーション「葉山の家」

    既存2階洋室。勾配天井で南向きに大きな開口があり、山々を楽しめる空間。

リノベーション施工中 Process

  • 買取再販+長期優良住宅化リノベーション「葉山の家」

    既存1階居間部分。全体をスケルトンに解体。

  • 買取再販+長期優良住宅化リノベーション「葉山の家」

    既存の無筋基礎に有筋基礎を増し打ちして補強。防湿シートと防湿コンクリート(t60)打設。

  • 買取再販+長期優良住宅化リノベーション「葉山の家」

    間仕切りの変更にともない、軸組みの入れ替えと補強を実施。

  • 買取再販+長期優良住宅化リノベーション「葉山の家」

    床下に断熱材(ネオマフォームt60)を施工。壁には高性能グラスウール105mm・天井には高性能グラスウール210mmをそれぞれ施工。

  • 買取再販+長期優良住宅化リノベーション「葉山の家」

    中間時の気密測定。C値0.9。床断熱のため、床下の気密処理と間仕切り部分の気流止めに気を付けた。

  • 買取再販+長期優良住宅化リノベーション「葉山の家」

    新規防水+外壁通気構造化で長期優良住宅化リノベーション住宅に。

間取り Plan

リノベーション前

  • 買取再販+長期優良住宅化リノベーション「葉山の家」

    1階は大きく雁行しており、2階はスキップフロアの構造だった。

  • 買取再販+長期優良住宅化リノベーション「葉山の家」

    既存立面図

  • 買取再販+長期優良住宅化リノベーション「葉山の家」

    既存立面図

リノベーション後

  • 買取再販+長期優良住宅化リノベーション「葉山の家」

    玄関位置や間取りを大きく変更し、立地やロケーションに合うようにプランニング。

  • 買取再販+長期優良住宅化リノベーション「葉山の家」

    立面図(南・北)

  • 買取再販+長期優良住宅化リノベーション「葉山の家」

    立面図(東・西)

物件概要

所在地
神奈川県三浦郡葉山町
敷地面積
297.22㎡(89.90坪)
延床面積
117.40㎡(35.51坪)
構造
木造在来工法2階建て
既存建築年
1973年(築51年)
改修竣工年月
2023年05月
省エネ基準地域区分
6地域
断熱性能
UA値:改修後0.46w/㎡・K
耐震性能
上部構造評点:改修前0.4 ⇒ 改修後1.33

企業紹介

企業名
株式会社 プレイス・コーポレーション
Webサイト
https://www.place-re.jp/index.html

グレードとは

性能向上リノベでは、断熱と耐震のそれぞれの現行基準を3段階に分類し、基準を策定。性能向上リノベーションがされた証として、必要なエビデンス情報を登録し、安心・快適な家であるお墨付きの証として「性能向上登録証」を発行しています。これからの時代に選ばれる、安心・快適な家を可視化します。

断熱

ランク UA値 断熱等級
0.46 6
0.60 5
0.87 4
耐熱の説明

耐震

ランク 上部構造評点 耐震等級
1.5以上 3
1.25~1.5
未満
2
1.0~1.25
未満
1
耐震の説明
  • 建物は、自立循環型モデル住宅(在来工法)を対象に、地域区分は、6・7地域(都心部を中心)に策定しています。
  • UA値(外皮平均熱貫流率)とは住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。
  • 上部構造とは壁や柱など家の構造物のこと。上部構造評点とは、震度6強の地震で建物が倒壊しないために必要な力を数値で表した必要耐力(Qr)に対する現状の耐力の割合を表します。
  • 既存木造住宅の上部構造評点1.0、1.25、1.5は、品確法においての耐震等級1、2、3レベルに相当します。