三福寺町の家 リラクス

持ち家リノベーション・リフォーム

耐震+断熱

3,000〜3,500万円

2023年11月

  • 断熱

    等級4

  • 耐震

    上部構造評点1.52

中古を購入されて、フルリノベーションを依頼していただきました。
現在お住まいは10年前にリフォーム工事をされたのですが、断熱性能の問題でカビや結露になやまされ、
しっかり断熱をと考えられて弊社に来ていただいた経緯がありました。
要望として…

①家族でキッチンに立てるダイニングキッチン。
②吹き抜けが欲しい。
③1階に客間を兼ねた和室が欲しい。(小上がりにしてほしい)
④家事室 乾燥機の設置。
⑤子供部屋をロフト付きにしてほしい。
⑥2階にご主人様の和室書斎がほしい。
⑦2階にトイレ 洗面所がほしい。
⑧シューズインクロークのある玄関がほしい。
⑨うんていと、ボルタリングをしたい。

家の中心にキッチンを計画する事で、回遊性を持たせました。
また、ご主人の2階の書斎には隠し扉を設け、遊び心のある空間にしました。
要望をすべて加味してうえで、家族の居場所をそれぞれ作ったリビングは沢山のお客様が来ても
小上がりの和室の腰掛けたり、ソファに座ったりと広がりも持たせました。
冬の長い高山でも洗濯に困らないガス乾燥機付き家事室は、
お忙しい奥様も母様もゆとりの時間をもっていただきたい、と思い設計しました。

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リノベーション後 After

三福寺町の家 リラクス

【外観】
北側のインナーガレージの有った部分を減築し、屋根の取り合いをシンプルに。
全体的に白と黒を基調としたデザインへ。

三福寺町の家 リラクス

【LDK】
家族の集まるLDKは吹抜けを設計。
さらに和室と繋げることで開放的な空間とした。

また、吹抜けなどの高い位置からの採光に頼ることで、周りの住宅や前面の道路からの視線を気にすることがない空間にした。

三福寺町の家 リラクス

【玄関】
元々、収納が全くなかったお家だったが、シューズクロークを計画した。
そのため玄関を綺麗に保ちながら、十分な収納が出来るようになった。

三福寺町の家 リラクス

【インナーバルコニー】
脱衣室の隣に計画されているため、洗物の持ち運びが楽な計画に。
洗ってその場で干すことが出来る、家事楽な動線計画となっている。

三福寺町の家 リラクス

【2階シェアスペース】
吹抜け階段を上がるとそこは、仕事や遊び様々な事に利用できる空間となっている。
吹抜けに面しているため、コミュニケーションや家族の存在を感じることが出来る空間に。

三福寺町の家 リラクス

【和室 兼 書斎】
2階のシェアスペースの隣に和室が計画されており、仕事や趣味に活用できるスペースとなっている。
本棚は隠し扉にもなっており、その先は収納に繋がっている。

リノベーション前 Before

  • 三福寺町の家 リラクス

    【外観】
    屋根の取り合いが複雑の為、雨漏れの心配や雪下ろしが大変だった。

  • 三福寺町の家 リラクス

    【階段】
    螺旋階段になっており、往来が大変だった。

  • 三福寺町の家 リラクス

    【洗面室】
    間取りの関係でデットスペースが多かった。

  • 三福寺町の家 リラクス

    【1階和室】
    単板ガラスの為、結露がひどく躯体へのダメージが懸念された。

  • 三福寺町の家 リラクス

    【リビング】
    床下の断熱材が脱落しており、底冷えしていた。

リノベーション施工中 Process

  • 三福寺町の家 リラクス

    【基礎工事】
    布基礎だったため防湿シートで湿気を防ぎ、水廻りは土間を打つことで凍結防止を図った。
    また、基礎も部分的に新設で計画した。

  • 三福寺町の家 リラクス

    【大工工事】
    筋違や添え梁、既存に金物が計画されていなかったため、金物で補強し耐震性能を向上。

  • 三福寺町の家 リラクス

    【断熱工事】
    壁にはアクアフォーム 85mm、天井には170mmを吹付け。
    床にはフェノバボード63mmの施工。
    窓は複層ガラス(アルゴンガス入り)とする事で、断熱性能を向上。

間取り Plan

リノベーション前

  • 三福寺町の家 リラクス

    1.2階既存図面

リノベーション後

  • 三福寺町の家 リラクス

    1階平面図

  • 三福寺町の家 リラクス

    二階平面図

物件概要

所在地
岐阜県高山市
敷地面積
210㎡(63坪)
延床面積
122㎡(37坪)
構造
木造在来2階建て
既存建築年
37年(築1987年)
改修竣工年月
2023年11月
省エネ基準地域区分
3地域
断熱性能
UA値:改修前1.55w/㎡・K ⇒ 改修後0.53w/㎡・K(改修前の2.92倍に向上)
耐震性能
上部構造評点:改修前0.34 ⇒ 改修後1.52

企業紹介

企業名
株式会社つ・な・ぐ(古川製材株式会社)
Webサイト
https://re-rakusu.jp/

グレードとは

性能向上リノベでは、断熱と耐震のそれぞれの現行基準を3段階に分類し、基準を策定。性能向上リノベーションがされた証として、必要なエビデンス情報を登録し、安心・快適な家であるお墨付きの証として「性能向上登録証」を発行しています。これからの時代に選ばれる、安心・快適な家を可視化します。

断熱

ランク UA値 断熱等級
0.46 6
0.60 5
0.87 4
耐熱の説明

耐震

ランク 上部構造評点 耐震等級
1.5以上 3
1.25~1.5
未満
2
1.0~1.25
未満
1
耐震の説明
  • 建物は、自立循環型モデル住宅(在来工法)を対象に、地域区分は、6・7地域(都心部を中心)に策定しています。
  • UA値(外皮平均熱貫流率)とは住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。
  • 上部構造とは壁や柱など家の構造物のこと。上部構造評点とは、震度6強の地震で建物が倒壊しないために必要な力を数値で表した必要耐力(Qr)に対する現状の耐力の割合を表します。
  • 既存木造住宅の上部構造評点1.0、1.25、1.5は、品確法においての耐震等級1、2、3レベルに相当します。