特別賞

窓の断熱改修 3段活用を実践!3世代で住み継ぐRC住宅

持ち家リノベーション・リフォーム

断熱

2,500〜3,000万円

2023年06月

  • 断熱

    等級5

歯科医院兼住宅として建てられた築36年のRC3階建ての建物を18年前に購入し
2-3階部分を2世帯住宅にリフォームし居住していた。
子供たちの成長に伴う間取りの変更工事を行うにあたり、日ごろストレスを感じている室内環境を解消すべく断熱改修に取り組んだ。
改装前のUA値は2.31でかなり外気の影響を受ける家だったことが分かった。壁が無断熱で、窓は全てアルミサッシ、床は下階が居宅のためもちろん断熱材はなかった。
特に、南面に開放感のある大開口があり、日当たりも良い空間である一方、夏の日射や冬の冷気・結露の原因となっていた。
そこで、大開口を含むすべての窓を高性能の断熱窓を採用し、壁や床も断熱対策をすることで、施工前の4倍以上であるUA値0.52を実現することができた。

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リノベーション後 After

窓の断熱改修 3段活用を実践!3世代で住み継ぐRC住宅

LDK|温熱環境ストレスの原因となっていた窓は断熱窓を設置して快適空間を実現。

窓の断熱改修 3段活用を実践!3世代で住み継ぐRC住宅

LDK|こだわりの間接照明は調光調色かつwi-fi接続をし、IOT住宅の仲間入り

窓の断熱改修 3段活用を実践!3世代で住み継ぐRC住宅

LDK|奥様のご要望だったキッチンレイアウトで家事のしやすい導線を確保。

窓の断熱改修 3段活用を実践!3世代で住み継ぐRC住宅

洗面脱衣室|ご家族のライフスタイルに合わせた収納スペースを確保し「散らからない家」を実現。

窓の断熱改修 3段活用を実践!3世代で住み継ぐRC住宅

子ども室|使われていなかった和室は子ども部屋へ。壁紙は子どもたちがチョイスし、愛着のある個室へ。

窓の断熱改修 3段活用を実践!3世代で住み継ぐRC住宅

トイレ|再利用できる設備は活用。こだわりのタイルをふんだんに採用。ご主人のお気に入り空間に。

リノベーション前 Before

  • 窓の断熱改修 3段活用を実践!3世代で住み継ぐRC住宅

    LDK|RCの建物で壁に断熱材が入っておらず、足元が冷えるキッチン。リビングより1段下がっており、段差が配膳の障害になっていた。また、壁付けキッチンのため、炊事の際はリビングに背を向けている状態だった。

  • 窓の断熱改修 3段活用を実践!3世代で住み継ぐRC住宅

    LDK|大開口があり開放的な反面、夏は暑く冬は寒いというのがお施主様の悩みだった。

  • 窓の断熱改修 3段活用を実践!3世代で住み継ぐRC住宅

    洗面脱衣室|空間が限られており、日常的に使うものが表に出ている状態。

  • 窓の断熱改修 3段活用を実践!3世代で住み継ぐRC住宅

    和室|使用頻度が少ない和室

  • 窓の断熱改修 3段活用を実践!3世代で住み継ぐRC住宅

    建物に対し斜めに走る廊下のため、居室にデットスペースが生まれていた。

リノベーション施工中 Process

  • 窓の断熱改修 3段活用を実践!3世代で住み継ぐRC住宅

    内装解体後|間仕切りの為の鉄骨は撤去

  • 窓の断熱改修 3段活用を実践!3世代で住み継ぐRC住宅

    窓リフォーム|全開口部のリフォームを実施。新設・カバー工法・内窓を用途に応じて採用。

  • 窓の断熱改修 3段活用を実践!3世代で住み継ぐRC住宅

    床・壁断熱|ミラフォームラムダ(0.022W/m・K)

  • 窓の断熱改修 3段活用を実践!3世代で住み継ぐRC住宅

    天井断熱|マグイゾベール・スタンダード(0.035W/m・K)
    ※梁下はミラフォームラムダ(0.022W/m・K)

  • 窓の断熱改修 3段活用を実践!3世代で住み継ぐRC住宅

    段差解消|全室バリアフリー空間へ

間取り Plan

リノベーション前

  • 窓の断熱改修 3段活用を実践!3世代で住み継ぐRC住宅

    RC造3階建て3階部分

リノベーション後

  • 窓の断熱改修 3段活用を実践!3世代で住み継ぐRC住宅

    廊下を取り込み家族が集う広々としたLDKへ

物件概要

敷地面積
218.02㎡(65.95坪)
延床面積
127.48㎡(38.56坪)
構造
RC造
既存建築年
1987年(築37年)
改修竣工年月
2023年06月
省エネ基準地域区分
6地域
断熱性能
UA値:改修前2.31w/㎡・K ⇒ 改修後0.52w/㎡・K(改修前の4倍に向上)

企業紹介

企業名
株式会社 ナイスリフォーム
Webサイト
https://www.nice-reform.jp/

グレードとは

性能向上リノベでは、断熱と耐震のそれぞれの現行基準を3段階に分類し、基準を策定。性能向上リノベーションがされた証として、必要なエビデンス情報を登録し、安心・快適な家であるお墨付きの証として「性能向上登録証」を発行しています。これからの時代に選ばれる、安心・快適な家を可視化します。

断熱

ランク UA値 断熱等級
0.46 6
0.60 5
0.87 4
耐熱の説明

耐震

ランク 上部構造評点 耐震等級
1.5以上 3
1.25~1.5
未満
2
1.0~1.25
未満
1
耐震の説明
  • 建物は、自立循環型モデル住宅(在来工法)を対象に、地域区分は、6・7地域(都心部を中心)に策定しています。
  • UA値(外皮平均熱貫流率)とは住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。
  • 上部構造とは壁や柱など家の構造物のこと。上部構造評点とは、震度6強の地震で建物が倒壊しないために必要な力を数値で表した必要耐力(Qr)に対する現状の耐力の割合を表します。
  • 既存木造住宅の上部構造評点1.0、1.25、1.5は、品確法においての耐震等級1、2、3レベルに相当します。