2022年 エントリー作品

特別賞

ナイス性能向上リノベプロジェクト

中古物件購入+リノベーション

断熱

3,000〜3,500万円

2022年09月

  • 断熱

    等級5

大規模開発の団地内に建てられた築30年超の木造住宅。
夏暑く冬寒い「低断熱」の家を、HEAT20のG1グレードまで断熱性能を引き上げ、空調効率の良い快適な熱環境を計画しました。
尚且つ特徴的なこの家の持つ魅力を残しつつ、今の求められる間取りへと変更し、価値ある形で住まいへと改修しました。

ご自宅はもちろん、世代交代に伴い増えている各所団地内等の空き家も、断熱や耐震を取り入れた改修により性能を向上させ、新築以上の「快適」で「健康的」な空間へのリノベーションを可能にし、住まいに新たな価値を与えます。

投票数

661 662

投票受付終了

リノベーション後 After

ナイス性能向上リノベプロジェクト

LDK

ナイス性能向上リノベプロジェクト

外観

ナイス性能向上リノベプロジェクト

お庭タイルデッキからリビング

ナイス性能向上リノベプロジェクト

お庭タイルデッキからリビング(夜)

ナイス性能向上リノベプロジェクト

ダイニング・キッチン

ナイス性能向上リノベプロジェクト

玄関ホール

リノベーション前 Before

  • ナイス性能向上リノベプロジェクト

    既存 |外観
    タイル直貼りで、各所雨水の侵入が見受けられました。
    接道面(建物正面)が西面で、たくさんの窓から西日が差しこむ外観でした。

  • ナイス性能向上リノベプロジェクト

    既存|LDK
    窓はたくさんあるものの、直射光が強すぎて逆に暗さを感じる空間になってしまっていました。

  • ナイス性能向上リノベプロジェクト

    既存|玄関ホール
    玄関正面に中庭があり、L型に大きなFIX窓が入った窓が解放的な空間でした。

  • ナイス性能向上リノベプロジェクト

    既存|1階和室

  • ナイス性能向上リノベプロジェクト

    既存|LDK2
    特徴的なリビングの大開口窓

  • ナイス性能向上リノベプロジェクト

    既存|2F寝室
    2階浴室の為、部屋の形状が複雑に。

リノベーション施工中 Process

  • ナイス性能向上リノベプロジェクト

    施工中-解体(1階LDK)

  • ナイス性能向上リノベプロジェクト

    施工中-断熱材充填(1階LDK)
    外壁:マグイゾベール 16K

  • ナイス性能向上リノベプロジェクト

    施工中-断熱材充填(2F勾配天井)
    フェノバボード

  • ナイス性能向上リノベプロジェクト

    施工中-断熱材充填(1F床)
    フェノバボード

間取り Plan

リノベーション前

  • ナイス性能向上リノベプロジェクト

    既存1F|
    比較的大きな物件で、こだわりの感じられる間取りでした。
    リビングからお庭のタイルデッキへとつながる空間の広がりが魅力的です。
    奥の部屋は、浴室付ゲストルームとして使用されており、ご家族の浴室は2階に配されていました。

  • ナイス性能向上リノベプロジェクト

    既存2F|
    通路が広く、全体的にゆったりと贅沢な間取りです。
    2階の浴室の床が高く、また脱衣室とトイレが同一室、また洗濯室は1階という家事動線の不自由さを感じます。

リノベーション後

  • ナイス性能向上リノベプロジェクト

    改装後1F|
    この家の魅力であるLDKとお庭の広がりを生かし計画しました。
    リビングとその先のお庭の方へキッチンの向きを変え、LDKがより繋がりを感じられる空間をなりました。
    各所に散らばっていた水廻りは、まとめて配置し、家事の作業効率を考えた動線計画を採用しました。

  • ナイス性能向上リノベプロジェクト

    改装後2F|
    1階に移した浴室等のスペースを生かし、1部屋増やした間取りにしました。
    1階のダイニング上部を吹き抜けにすることで、2階の窓からの明るさを落とし込むことができ、西面窓を減らしたダイニング・キッチンも明るくなります。

物件概要

敷地面積
217.25㎡(65.71坪)
延床面積
175.73㎡(53.15坪)
構造
木造在来軸組工法
既存建築年
1992年(築32年)
改修竣工年月
2022年09月
断熱性能
UA値:改修後0.48w/㎡・K

企業紹介

企業名
株式会社 ナイスリフォーム
Webサイト
https://www.nice-reform.jp/

グレードとは

性能向上リノベでは、断熱と耐震のそれぞれの現行基準を3段階に分類し、基準を策定。性能向上リノベーションがされた証として、必要なエビデンス情報を登録し、安心・快適な家であるお墨付きの証として「性能向上登録証」を発行しています。これからの時代に選ばれる、安心・快適な家を可視化します。

断熱

ランク UA値 断熱等級
0.46 6
0.60 5
0.87 4
耐熱の説明

耐震

ランク 上部構造評点 耐震等級
1.5以上 3
1.25~1.5
未満
2
1.0~1.25
未満
1
耐震の説明
  • 建物は、自立循環型モデル住宅(在来工法)を対象に、地域区分は、6・7地域(都心部を中心)に策定しています。
  • UA値(外皮平均熱貫流率)とは住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。
  • 上部構造とは壁や柱など家の構造物のこと。上部構造評点とは、震度6強の地震で建物が倒壊しないために必要な力を数値で表した必要耐力(Qr)に対する現状の耐力の割合を表します。
  • 既存木造住宅の上部構造評点1.0、1.25、1.5は、品確法においての耐震等級1、2、3レベルに相当します。