2022年 エントリー作品

特別賞

えんの家

持ち家リノベーション・リフォーム

耐震+断熱

2,200万円

2021年04月

投票数

478 479

投票受付終了

リノベーション後 After

えんの家

「縁」と「円」


耐震性向上の為、瓦葺の屋根からガルバリウム鋼板葺きへ。
漆喰の壁は、新たに施工したり既存壁を補修し塗り替えました。

柿渋が塗られた栗の土台は柿渋を新たに塗装し、ヒノキの柱はダークブラウンに塗装。
サッシは、YKKAPの430を採用(サ-クルFIXを除く)

真壁造りの民家の佇まいは活かすこととした。

えんの家

「縁」

書院の建具や欄間をアップサイクルする為に解体の際に丁寧に外し、玄関の下足入れを建具で造作し、FIX窓の内側に欄間を入れた。

えんの家

「縁」

古き設えの良さを生かす為に、残せる部分は極力残す事ととした。
玄関からの様子は、往時の設え。

えんの家

「えん」

北側の景色とリビングで過ごす家族、南側庭園を望める位置にキッチンを配置した。回遊動線で家事しやすい間取りの家に。

えんの家

「縁」

昔ながらの縁側と続く部屋の下がり壁や間仕切りを撤去し、一つの大きな空間としました。
南面に日射熱取得型の大開口スライディングドアを入れ、明るく暖かいリビングとした。
濡れ縁を設えて先代から引き継いだ庭をめでる。

えんの家

「縁」と「円」

リビングから七寸あげた所に、丸窓・障子・本畳・床の間を設えた
仏間を設計した。
庭園の灯篭が中央に見えるように、丸窓を配した。

リノベーション前 Before

  • えんの家

    瓦葺の屋根に漆喰の壁、柿渋が塗られた栗の土台にヒノキの柱。
    サッシは、アルミ枠シングルガラス。

    真壁造りの民家。

  • えんの家

    小屋組みを見ると墨で建築年・施主名・棟梁の名が記され、棟木には上棟を祝う御幣が飾られていた。
    これにより上棟が昭和38年、築60年であることがわかった。

  • えんの家

    床と天井、開口部、間仕切り壁を解体し、耐力壁になっている柱や壁は残した。

    古き設えの良さを生かす為に、残せる部分は極力残す事とした。

  • えんの家

    温熱的に不利にはたらく出窓は撤去した。
    サッシは気密のとれない引違い窓は、採用しない。
    この部屋は、FIX+タテスベリとした。

  • えんの家

    昔ながらの縁側と続く部屋の下がり壁や間仕切りを撤去し、一つの大きな空間とした。
    南面に日射熱取得型の大開口スライディングドアを入れ、明るく冬期に暖かいリビングとした。

  • えんの家

    書院の建具や欄間をアップサイクルする為に、解体の際に丁寧に外した。

リノベーション施工中 Process

  • えんの家

    床は大引き間に3種bのXPSを入れ、内側付加断熱にフェノールフォーム保温板を施工した。

  • えんの家

    内側付加断熱にフェノールフォーム保温板を施工した。

  • えんの家

    耐震を向上させ、耐震性能向上促進事業の補助金を受けている。

  • えんの家

    第一種24時間熱交換式換気システムを入れた。
    平屋で天井断熱の為小屋裏にダクトルートが取れないので天井下にダクトシャフトを設けた。
    造作で給気の為の箱型シャフトを作り、その中に排気のパイプを仕込んだ。
    シャフト内でも熱交換が期待出来、外観も梁の様に見せる事が出来た。

  • えんの家

    第一種24時間熱交換式換気システムは、熱交換比率90%以上の全熱交換式を採用。
    天井断熱の為、壁付け型とした。

間取り Plan

リノベーション前

  • えんの家

    木造在来平屋建て 40坪 + 増築部分 洋室2部屋

    南側に、続き間に縁側という典型的な民家の間取り。
    北側の景色がとても良いが、納戸のように使われていた。
    キッチンは、西側に単独で配置されていた。

    間仕切りが多い為、奥まで日差しが入らない間取りであった。
    各部屋に掘りごたつがあり、寒かったことが伺える。

    渡り廊下でつながった増築された部分は、切り離して倉庫として使う計画とした

リノベーション後

  • えんの家

    木造在来平屋建て 40坪

    南側をリビングとし、大開口スライディングドアから濡れ縁に出て庭と繋がる設計とした。
    北側の景色がとても良いのでファミリ-カウンタ-を設え、LDKを一体にし、キッチンで調理しながら家族とコミュニケーションがとれるようにした。

    南東の和室はリビングに隣接させ、当面はお子さんの遊びスペ-スにし、
    将来は客間として利用できるよう設計した。

    キッチンから水廻りへの動線を近くし、家事が楽にできるように配慮した。
    適所に収納を設け、片付く仕組みをつくりました。

    外壁は真壁づくりである事を残す為に内側にA種1hのウレタンフォームを吹付、床は大引き間に3種bのXPSを入れ、内側付加断熱にフェノールフォーム保温板を施工、天井断熱にセルロースファイバーを400mm吹き入れている。
    窓は丸窓を除き全てAPW430とし、南面を日射熱取得型としてパッシブデザインとした。

物件概要

所在地
長野県上田市
敷地面積
993㎡(300坪)
延床面積
131.11㎡(40坪)
構造
木造在来平屋建て
既存建築年
1963年(築61年)
改修竣工年月
2021年04月
断熱性能
UA値 改修前3.3w/㎡・K⇒改修後0.24w/㎡・K(改修前の15倍に向上)
耐震性能
上部構造評点 改修前0.396 ⇒ 改修後1.034
施工
株式会社 コクブ

企業紹介

企業名
合同会社 e-cube
Webサイト
https://www.e-cubestory.com
コメント

e-cube(イキュ-ブ)は、女性一級建築士 齊藤 絵美(さいとう えみ)が代表を務めています
住まい手にとって心地よい空間づくりを一緒に考え提案します
社名e-cubeには、笑顔溢れる空間を提案したいという思いが込められています
人・モノ・空間をトータルで考えることで、調和のとれた暮らしができると考えています。
《おかえり大好きな家へ》がスロ-ガンです

グレードとは

性能向上リノベでは、断熱と耐震のそれぞれの現行基準を3段階に分類し、基準を策定。性能向上リノベーションがされた証として、必要なエビデンス情報を登録し、安心・快適な家であるお墨付きの証として「性能向上登録証」を発行しています。これからの時代に選ばれる、安心・快適な家を可視化します。

断熱

ランク UA値 断熱等級
0.46 6
0.60 5
0.87 4
耐熱の説明

耐震

ランク 上部構造評点 耐震等級
1.5以上 3
1.25~1.5
未満
2
1.0~1.25
未満
1
耐震の説明
  • 建物は、自立循環型モデル住宅(在来工法)を対象に、地域区分は、6・7地域(都心部を中心)に策定しています。
  • UA値(外皮平均熱貫流率)とは住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。
  • 上部構造とは壁や柱など家の構造物のこと。上部構造評点とは、震度6強の地震で建物が倒壊しないために必要な力を数値で表した必要耐力(Qr)に対する現状の耐力の割合を表します。
  • 既存木造住宅の上部構造評点1.0、1.25、1.5は、品確法においての耐震等級1、2、3レベルに相当します。