2022年 エントリー作品

特別賞

好きなものに囲まれて

中古物件購入+リノベーション

耐震+断熱

2,000〜2,500万円

2020年12月

  • 断熱

    等級5

  • 耐震

    上部構造評点1.29

古い建物がお好きな奥様の為にレトロモダンな内装、外装に仕上げた。
キッチンもレトロ感のあるデザインをこだわり抜いてセレクトし、クロスやタイルも雰囲気に合わせてコーディネートした。

耐震補強も実施し、抜けない柱と既存の梁を活かしたデザインのLDK、そして断熱性能も新築と変わらない性能を達成!なんとクーラー1台でも家全体の温度を調整可能なまでに実現。

玄関ホールの収納4枚引戸はレトロでオシャレだった為再利用。ここに子供達の野球道具やユニフォームなど3人分を収納中。

洗面所もお気に入りのタイルを使用した明るい雰囲気に。洗面器も子供の運動着が楽に洗える深いものを選定。

[長期優良住宅リフォーム補助金300万円補助有]

投票数

107 108

投票受付終了

リノベーション後 After

好きなものに囲まれて

外観は改修前の雰囲気を壊さないように色合いを選定し、真壁風の外観になるように一部にサイデイングの貼り方を工夫した。

好きなものに囲まれて

2か所の耐震フレームを採用したが、全体の調和がとれるようにフレームの配置と仕上がりを検討した。

好きなものに囲まれて

景色が抜群に良い場所だったので、キッチンからもリビングからも眺望が確保できるように片引き窓を採用。樹脂サッシで断熱性能も確保している。

好きなものに囲まれて

キッチンカウンターについては奥様が気に入ったタイルを貼りレトロな雰囲気を出すようにした。

好きなものに囲まれて

造作洗面を採用し、タイルも取り付けた。奥様が好みの明るい黄色のクロスを使用して他とは違った雰囲気の空間になった。

好きなものに囲まれて

玄関ホールの収納には味のある古建具を採用。玄関が一味違った古さを残した雰囲気になっている。正面には朱色のクロスを一部貼ってアクセントとしている。

リノベーション前 Before

  • 好きなものに囲まれて

    外観は純和風タイプ。奥様はこの雰囲気を気に入られて購入を決めた。この雰囲気を残しつつ間取り変更、耐震や断熱、水廻りの一新をご希望された。

  • 好きなものに囲まれて

    昔のダイニングとリビング。南側で明るかった部屋だが、対面式キッチンにするには狭かったので総合的に間取り変更することになった。
    しばらく空家だったこともあり、床の一部は歩くことができないくらい傷んでいた。

  • 好きなものに囲まれて

    玄関の位置については広さ等も問題なかったのでこの位置で決定した。
    ただ収納は少なく、非常に寒い所だったので断熱性能も併せて検討した。

  • 好きなものに囲まれて

    東側の和室2間については会社事務所として使用する形にした。会社の備品類の収納個所が少なかったので、収納を多めに確保できるよう間取りを一部変更した。

  • 好きなものに囲まれて

    北側にあった和室。暗くてジメジメしており湿気が多い土地だったため湿気対策をしながら活用できるようにした。

  • 好きなものに囲まれて

    2階については各部屋とも収納が少なかったので収納を確保できるように天井裏を使用して収納を確保できるようにした。

リノベーション施工中 Process

  • 好きなものに囲まれて

    1Fの耐震性能が確保できない部分についてはフレームⅡを採用して耐震性と開放性を確保。また全体も筋交い等を入れ直し、バランスの良い耐力壁の配置を行った。

  • 好きなものに囲まれて

    隙間なく充填断熱を施し、断熱性能も格段にアップした。

  • 好きなものに囲まれて

    通気胴縁工法に変更し、通気性をアップ。またサイディングの色についても改修前の雰囲気を壊さわいような色合いのものを採用した。

  • 好きなものに囲まれて

    窓についても樹脂製サッシを採用し断熱性を確保した。

間取り Plan

リノベーション前

  • 好きなものに囲まれて

    築年数は経っていて中身もボロボロだった住宅。しかし調査してみると躯体自体はしっかりしていたので躯体を見せる形のリノベーションの方で検討した。
    間取りは大きさに比べ収納が少なかったため収納をある程度確保できるように細部にまで設計を行った。

リノベーション後

  • 好きなものに囲まれて

    会社を経営していらっしゃる方だったため会社事務所兼住宅として間取り設計を行った。ファミリークローゼットを北側に設け、キッチンから洗濯、洗濯干し、畳コーナーでの選択たたみ、クローゼットまでの動線をできるだけ短くできるように配慮した。
    2階部分の位置の関係で取ることのできない柱があったため、その柱を活かし、また耐震壁ができない部分はYKKAPのフレームⅡを2か所採用して安全性と開放性を確保した。

物件概要

所在地
宮崎県延岡市
敷地面積
316.36㎡(95.69坪)
延床面積
142.58㎡(43.13坪)
構造
木造在来軸組2階建て
既存建築年
1983年(築41年)
改修竣工年月
2020年12月
断熱性能
UA値:改修前2.0w/㎡・K ⇒ 改修後0.55w/㎡・K
耐震性能
上部構造評点:改修前0.24 ⇒ 改修後1.29

企業紹介

企業名
株式会社 中仙
Webサイト
https://www.nakasen-renovation.com

グレードとは

性能向上リノベでは、断熱と耐震のそれぞれの現行基準を3段階に分類し、基準を策定。性能向上リノベーションがされた証として、必要なエビデンス情報を登録し、安心・快適な家であるお墨付きの証として「性能向上登録証」を発行しています。これからの時代に選ばれる、安心・快適な家を可視化します。

断熱

ランク UA値 断熱等級
0.46 6
0.60 5
0.87 4
耐熱の説明

耐震

ランク 上部構造評点 耐震等級
1.5以上 3
1.25~1.5
未満
2
1.0~1.25
未満
1
耐震の説明
  • 建物は、自立循環型モデル住宅(在来工法)を対象に、地域区分は、6・7地域(都心部を中心)に策定しています。
  • UA値(外皮平均熱貫流率)とは住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。
  • 上部構造とは壁や柱など家の構造物のこと。上部構造評点とは、震度6強の地震で建物が倒壊しないために必要な力を数値で表した必要耐力(Qr)に対する現状の耐力の割合を表します。
  • 既存木造住宅の上部構造評点1.0、1.25、1.5は、品確法においての耐震等級1、2、3レベルに相当します。