思い出も一緒にリノベ。愛着のある家をずっと心地よく暮らせる終の棲家へ。

持ち家リノベーション・リフォーム

耐震+断熱

3,000〜3,500万円

2024年03月

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リノベーション後 After

思い出も一緒にリノベ。愛着のある家をずっと心地よく暮らせる終の棲家へ。

リビングは以前の生活スタイルそのままに畳敷き、造作テレビボード、間接照明と小さなダウンライトで明るすぎない照明計画。天井は無垢板貼り、床はタモ無垢材、壁は自然系ペイント、キッチンを壁付けI型からL型キッチンへ変更。

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エントランスは木の雰囲気にレトロな照明、木の板は日光や雨の当たり具合などで色が変わり、経年変化によってグレー色の立体感が出てきます。玄関ドアはイノベストD70。

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家が人や車の往来が多い道路に面しているため、玄関前に焼杉を張って目隠しを施した。外張り断熱の厚さを利用して窓はインセット納まりとし、陰影に富んだ窓廻りの外観にした。

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1階ホールとリビングを間仕切る引違い建具は普段は開け放し、急な来客があった場合は閉じてリビングの目隠しとして使用。玄関正面のニッチスペースは奥様のご担当、季節ごとに飾りを変えて空間全体を楽しめる場所に。

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施主支給のステンドグラス。絵柄は2階の窓から見える鳥海山と最上川、そして16年間を共に過ごした柴犬のコタロー君。

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2階にあった吹抜けをつぶし、収納スペースとトイレを設置した。

リノベーション前 Before

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    既存の外観。外壁は10数年前に貼り替えをしている。

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    壁付けのI型キッチンで作業中は孤独感を感じていた。2023年の10年に1度の大寒波の時は帰宅時の室温が0.3℃まで下がっていた。

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    冬場はとても寒く、5人家族だったのでエコキュートの湯切れが頻繁に発生した。

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    居間からの台所。閉鎖的なキッチンをLDKへ。

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    グラスウール100mmが施工されていたが断熱効果は感じられなかった。

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    解体途中の写真。

リノベーション施工中 Process

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    窓はAPW430+、付加断熱としてフェノールフォーム100mmを施工した。

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    充填断熱で高性能グラスウール105mm、基礎内断熱でフェノールフォーム50mmを施工した。

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    天井裏にはGWを500mm吹き込み。

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    耐力面材を外周全面に施工し耐震補強を行った。

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    アレルギー体質の家族を考慮してホルムアルデヒドを吸収分解する石膏ボード、仕上げ材には卵の殻を
    使った天然素材を使用した。2階の床に遮音性の高い建材を既存の床材の上から施工し、2階の音が1階に響かないようにした。

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    東西面の屋根に太陽光パネルを9.96kwを設置した。

技術的なポイント Point

・1階の下屋部分など壁面の断熱境界ラインが切れないように注意した。
・軸組内の木材のねじれ、面外変形により壁面に不陸が出ていたため、付加断熱を取り付ける縦棧の高さを調整することで外壁材に反りやたわみが生じないように工夫した。
・リノベーション工事でありながら、相当隙間面積C値0.4㎠/㎡という高い性能値を出すため、断熱材・気密シートなどの納まりや施工に細心の注意を払った。

間取り Plan

リノベーション前

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    ・とにかく冬が寒くて、夏が暑い。
    ・キッチンでの料理作業が孤独。
    ・2階の音が階下に響いてうるさい。
    ・玄関収納の機能性が悪く玄関がスッキリ片付かない。
    ・脱衣所が狭くて寒い。中開き戸のための物が置けるスペースが少なく不便。

リノベーション後

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    ・居間・板の間12畳+DKをLDKに変更して対面キッチン、食品庫を設置した。
    ・シューズインクロークを設けて玄関がスッキリ片付くようにした。
    ・洗面所の出入り口は引き戸にして、洗濯機は2階に設置した。
    ・建具の開閉スペースの有効利用のため、最大限引き戸を設けた。
    ・独立した子供が帰省した時のために2階に予備室を設けた。
    ・汚れやすい部分の壁や床は,汚れを落としやすい素材を採用した。
    ・老後のことを考慮して、2階にもトイレを設置した。

物件概要

所在地
山形県酒田市
敷地面積
499.90㎡(151.29坪)
延床面積
130.83㎡(39.57坪)
構造
木造在来2階建て
既存建築年
1994年(築30年)
改修竣工年月
2024年03月
省エネ基準地域区分
5地域
断熱性能
UA値 改修前1.04w/㎡・K⇒改修後0.19w/㎡・K(改修前の5.5倍に向上)
耐震性能
上部構造評点 改修前0.72 ⇒ 改修後1.56

企業紹介

企業名
有限会社 桂建設

グレードとは

性能向上リノベでは、断熱と耐震のそれぞれの現行基準を3段階に分類し、基準を策定。性能向上リノベーションがされた証として、必要なエビデンス情報を登録し、安心・快適な家であるお墨付きの証として「性能向上登録証」を発行しています。これからの時代に選ばれる、安心・快適な家を可視化します。

断熱

ランク UA値 断熱等級
0.46 6
0.60 5
0.87 4
耐熱の説明

耐震

ランク 上部構造評点 耐震等級
1.5以上 3
1.25~1.5
未満
2
1.0~1.25
未満
1
耐震の説明
  • 建物は、自立循環型モデル住宅(在来工法)を対象に、地域区分は、6・7地域(都心部を中心)に策定しています。
  • UA値(外皮平均熱貫流率)とは住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値。値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。
  • 上部構造とは壁や柱など家の構造物のこと。上部構造評点とは、震度6強の地震で建物が倒壊しないために必要な力を数値で表した必要耐力(Qr)に対する現状の耐力の割合を表します。
  • 既存木造住宅の上部構造評点1.0、1.25、1.5は、品確法においての耐震等級1、2、3レベルに相当します。